ネイティブ広告とは?基本的な6つの分類と活用例

現在インターネット広告の中で注目されているネイティブ広告ですが、ネット広告を利用されているみなさまは、ネイティブ広告をうまく活用できていますでしょうか。今回はそんなネイティブ広告の成功事例をご紹介します。

ネイティブ広告とは

ネイティブ広告がなんなのか、いまいちピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、簡単にその定義から紹介します。一般的な概要としては記事と広告が一体化しており、閲覧者に広告として認知されにくく、自然な形で情報を提供する広告のことを指します。これはインターネットに限ったものではなく、オフライン雑誌の広告ページではない雑誌コンテンツのなかで編集部厳選といった形で、自然に商品紹介をしているコンテンツもネイティブ広告と言えます。

ではインターネットメディアにおいてはどういったものがあるのでしょうか。IAB(インターネットアーキテクチャ委員会)という団体によりネイティブ広告は6種類の分類が定められています。今回はその分類のご紹介とメディア・サービス例を挙げてご紹介していきます。

ネイティブ広告

インフィード型

例:Twitter、Facebook、Buzzfeed、Gunosy

ネイティブ広告で最も主流とされるのがこのインフィード型です。ニュースサイトのような情報メディアに、自然な形で情報を織り交ぜた形で、ネイティブ広告が紹介されています。ユーザーから興味があるジャンルにアクセスしてくれるので、そこに関連付けたネイティブ広告をコンテンツとコンテンツの間に表示できるのが強みです。

日本国内で有名な媒体としてはアメリカ発のBuzzfeedやGunosyがその代表格です。またTwitterやFacebookのフィード広告、動画サイトなどもこれに分類されます。

ぺイドサーチ型

例:Yahoo、Google、Bing

これはリスティング広告やGoogle AdWordsという名称のほうがピンとくる方が多いかと思います。検索サイトの検索結果に連動して、関連性の高いサイトの広告を表示する手法で、日本国内では9割近い検索ユーザーシェアを分け合うYahoo!検索とGoogle検索が、同じくこのぺイドサーチのシェアを分け合っています。それぞれ、Yahoo!リスティング、Google AdWordsとして提供されています。

プロモートリスティング型

例:ぐるなび、Yahoo!ショッピング、Amazon

これはぺイドサーチ型とされるリスティング広告と仕組みは同じで、ぐるなびやYahoo!ショッピング、Amazonなどが分類され、ポータルサイトやモールサイトでショップ検索をかけた時に、関連項目の検索結果において、人目に付く検索結果の一ページ目などに優先的に表示ができる広告です。お店を探したり、何か商品を探してサイトに入ってくるメディア上に展開されており、関連項目の検索結果に先回りして表示できるので、購買に直結できるのが強みでもあります。

レコメンドウィジェット型

例:Outbrain、TAXEL

このタイプの広告は特定のメディアが存在せず、各社が提供するレコメンド配信サービスを使って効果的なサイトに広告に表示されます。メディア指定ができず、ユーザーによって表示内容が異なるのも特徴です。おもな提供元としてはOutbrainやGMOのTAXELなどがあります。

ネイティブ要素を持つインアド型

例:Appsavvy, Martini Media, EA, Onespot, Federated Media

これはあまり日本では例がありませんが、簡単に言うと、デザインとの親和性がないものの、記事の内容との親和性が高い広告のことです。記事内には表示されないタイプとなります。

カスタム型

例:LINEのスタンプ

これは以上いずれにも当てはまらないものがカスタム型と呼ばれます。みなさんもご利用されているLINEのスタンプの中でよく目にすることがある、スポンサードスタンプが代表的な成功事例です。新しいメディアや前例がないものがこれに分類されます。

最後に

ネイティブ広告をマーケティングに導入される方が増えていますが、失敗しないためには客層・目的・戦略をまず明白にすることが最重要です。これはほか広告でもいえることですが、狙った客層のために何が最適でなにが必要かという軸がずれてしまっては広告を出す意味がなくなってしまいますので、まずはそれらを明らかにしたうえで、必要なタイプを選択してくのが最適です。

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