世の中には、様々なメディアが存在しますが、企業が発信したい情報をお客様に合わせコンテンツ化し発信していく「オウンドメディア」が近年急速に注目を集めています。今回は、そんなオウンドメディアとコンテンツについて、簡単に解説していきたいと思います。
なんとなく、企業のホームページやブログのことをオウンドメディアと呼ぶのはわかるけれど、何を定義するのかと言われると上手く答えられない・・そんな方も多いのではないでしょうか?オウンドメディアの定義としては、「自社が所有する媒体」のことを表します。このとき、自社のホームページだけをイメージするのではなくて、パンフレット、会報誌等も含むのが一般的です。
広告料金を支払い情報発信する「ペイドメディア」、SNSなどのユーザーのファン化を促進する「アーンドメディア」と合わせて「トリプルメディア」の一つとされています。
オウンドメディアは、自社のサービスを伝えるための土台となります。しかし、サービスを伝える土台となる部分(=自社製品の説明や宣伝)だけでは、集客をすることができません。オウンドメディアで集客するためには、集客できるコンテンツが必要になります。
このコンテンツは、自社のサービスを宣伝するものではなく、お客様のことを考えた情報を提供するべきです。
例えば、パソコン教材を販売したいのであれば、パソコンの基礎説明や操作方法の解説、マーケティング教室を開きたいなら、初心者向けのマーケティングの方法の解説などを情報提供してみるのが良いでしょう。そうすることで、定期的にコンテンツを読んでいただけるようになります。お客様のことを考えたコンテンツが、自社のサービスの認知につながり、サービス利用の端緒となるのです。
お客様を考えたコンテンツ作りが重要
お客様のことを考えたコンテンツと言っても、具体的にどのようなコンテンツを提供していけば良いのでしょうか。これから、オウンドメディアのコンテンツの種類について説明していきたいと思います。
■ニュース系コンテンツ
ニュース系コンテンツとは、その名の通り、速報性を重視したニュースを配信するコンテンツになります。オウンドメディアでは、読んでいただくお客様を想定して、コンテンツ配信を行っていく方法がありますが、ニュース型コンテンツを配信するオウンドメディアの場合は、お客様を想定しません。そのため、不特定多数のユーザーに対して広く浅くリーチすることができます。
■お役立ち系コンテンツ
お役立ち系コンテンツとは、「インターネットを利用する場合、最初にダウンロードすると良い5個のツール」というようなテーマの記事です。このようなパソコンの初期設定などを紹介した記事であれば、パソコンに詳しくない訪問者に喜んで頂けるでしょう。記事を構成する際は、誰に向けた記事なのかを意識し、どんな課題を解決したいのかということを考えていきましょう。
様々な人に読んでいただけるようにテーマを設定し、記事の中で、自社のサービスと関連するものを紹介すれば、サービス認知につなげることが可能となります。
オウンドメディアの基本は、「お客様のことを考えて情報発信をする」ということです。文章を読んで頂いた時に、また読んでみたいと思われるようでなければなりません。その為、丁寧なコンテンツの作成が必要となります。お客様のことを思い、丁寧に情報をまとめ、継続してコンテンツを提供していけば、あなたのオウンドメディアは参考になると思っていただけるはずです。