あなたの会社は大丈夫? Web動画広告の発注で企業がやってしまいがちエピソード

動画制作の現場では毎回いろんなことが発生します。架空の動画制作会社「ニャン動画企画」を舞台に、認識違いや勘違いが原因で起こるちょっぴり残念なあるあるエピソードを4コマ漫画で紹介。なぜ起きてしまうのか、そうならないための対処方法などを株式会社アマナでWeb動画広告制作に携わる土井俊介と赤井健二郎がアドバイス。動画制作を発注するときの参考にしてみて。

#あるある1 予算は最初の打ち合わせで共有しておこう

まずは制作費などの予算についてのエピソード。動画制作会社「ニャン動画企画」のプロデューサーがクライアントと打ち合わせのあとに、制作に使える具体的な予算について聞いてみたようですが、なんとなく曖昧なまま進んでしまっているようです……。

土井俊介:漫画のように半額というのはないですが、よくあるのが最初の段階で予算だけでなく、納期も含めた条件が明確に提示されないということなんです。企画を提案するとき、その予算に見合った方法を考え、その中でいいものを作り、ユーザーに届けていこうと制作側は考えています

制作側も企業側も素敵なものを作りたいという思いは同じです。だからこそ、先に予算や納期を伝えて、その中でベストを尽くして、企画を提案してもらうことが大事。仮に、予算があまりない、制作期間が取れない場合は、事前にぶっちゃけてしまった方が断然いいです。いろいろな制約があるなかで、ユーザーに刺さるものを作るのが制作側の仕事。そのあたりは信頼して、いい結果に繋げていくために、一緒に素敵なものを作ろうという気持ちを共有できるといいですね。

#あるある2 YouTubeに動画をあげることが目的になってない?

Web動画広告や、展示会用、イベント用などの動画を作った時、動画の内容がいいともっと多くの人にみてもらいたいと企業側は考えます。動画制作会社「ニャン動画企画」のプロデューサーにも、クライアントから「YouTubeに動画をアップしたい!」というあるあるのオーダーが。果たして、YouTubeに動画をあげることで、多くの人に見てもらえるのでしょうか。もしかして、YouTubeに動画をあげることが仕事になっていませんか?

赤井健二郎:「作った動画を自社のYouTubeチャンネルにアップしたいのですがいいですか?」という問い合わせは、意外とあるんです。制作に携わった側としては、いい動画だったという評価とも捉えられるので、すごくありがたいのですが、実は、“多くの人に見てもらうために”という目的で、YouTubeにアップするというのが残念なポイントです。

というのも、YouTubeに動画を単にアップしただけでは、ユーザーがそのチャンネルを知って、訪れない限り、動画の存在自体を知られることはないのです。YouTubeの動画広告に効果があるのは、尺や掴みなどいろんな視点でプランニングした動画を、“広告配信”しているから。

展示会用の動画をアップしてチャンネルのコンテンツを更新するのを目的にするのではなく、せっかくなら制作側と相談をして、効果の出る二次活用を考えていけるといいですね。ただ、その時の注意したいのが“費用”のこと。展示会のみでの媒体使用契約だった場合、Webに流用するときは別途費用(キャスト、ナレーター、音楽など人やものといった権利が発生するものなどに対しての費用)が追加でかかります。そんなことも含めて、Webでも使いたいとなったら、なるべく早めに担当者に確認するのがおすすめです。

イラスト漫画/諸橋南帆(amana)

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