「具体的な数字で示せ」とよく言われるように、プレゼン資料を作るうえで数字はとても大切な要素。売上やシェアなど明確な数値が示されることで、聞き手の認識のブレは解消され、続く内容への興味喚起にもつながります。
今回ご紹介するのは、そんな数字をさらに際立たせるための5つのテクニック。ただ数字で表すだけでなく、フォントや単位にひと工夫することで、プレゼン資料はビジュアル的にも、ぐっと説得力のあるものになるんです。
プレゼン全体のキーポイントになるような重要な数値は、テキストから切り出して見出しのように見せるのが効果的です。アイコンやビジュアルを活用してイメージも一緒に盛り込むと、より感覚的に伝わる資料にすることができます。
ジャンプ率とは最も大きい文字と最も小さい文字の比率のこと。下のようにジャンプ率が大きいほどダイナミックでアクティブな印象を与えます。目立つフォントカラーと組み合わせれば、遠くの席の聞き手にも届きやすくなるはずです。
「1分でわかる、身につく!伝わるプレゼン資料を作る3つのコツ」でも紹介していますが、脳医学では、右脳は「直感的」(無意識的)に働き、左脳は「理性的」(意識的)に働くとされています。右脳は左の視野、左脳は右の視野にクロスして結び付いているため、数字は右側にレイアウトすると、理解を促進します。反対側には情報を表すビジュアルを配置するとさらに効果的です。
人間は文字より記号の方がさらに早く認識できると言われています。「¥」「$」「%」「℃」など、一般的に広く使われている記号は積極的に使いましょう。記号を用いることでテキスト全体がスッキリし、数字の方に目を向ける効果もあります。
また、細かな数値を出す資料の場合、わかりやすさのためにも単位を切り上げて伝えることがありますが、時には切り下げることも効果的。
CMなどでもよく使われる手法ですが、下の方がインパクトがあり、アイキャッチとしても優れていますよね? 値が小さく、ひと目見てピンとこない数字は、単位を切り下げて大きく見せるのがおすすめです。
数字の背景にビジュアルを敷くと、アイコン以上に数字のイメージが立体的に伝わります。ビジュアルの力で資料そのものもリッチな仕様に見えるので、ぜひ試してください。
プレゼン資料の鍵となる数字は、フォントカラーや文字サイズだけでなく、単位やビジュアルを活用した見せ方ができるとより強くアピールできます。今回ご紹介した5つのテクニックはすぐに実践できるものばかり。プレゼン資料作成に悩んでいる方はぜひ試してみてください。
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