今回は夏の暑さも忘れる企画をご用意しました。題して「オカルトストックの世界」。これからご紹介する画像のなかには、弊社Webサイトamanaimeges.comに載せていないものもあります。心霊、妖怪、人体解剖図‥‥ こんなストックフォトがあるの、知っていましたか‥?
(そういえば、今回ご紹介する画像をメールで送信しようとしたら、急にネット回線が繋がらなくなりました。不吉な何かを感じます‥。)
心霊が写り込んでしまったストックフォトはないかと検索してみると、早速見つけてしまいました‥。
バッチリ写っていますね‥(笑)。詳しい撮影背景は分からないのですが、1860年代にパリで撮影されたとされる心霊写真です。当時、心霊写真は故人に再び会うための降霊術的な扱いだったようで、アメリカを中心にかなりのブームとなっていたそうです。
こうした心霊写真の多くは多重露光で撮影されていて、不正に撮影したものとして写真家が訴えられたりもしたようですが、このような写真が多数存在しているところを見ると、撮影を依頼した人の「故人に会いたい」という純粋で強い思いも感じられますね。
なかには丁寧に撮影されたクラシック写真ならではの美しさと神秘性を兼ね備えた素材もあるので、雑誌や書籍、コラムなどに幅広く使えるのではないでしょうか。
ちなみにこちらはアメリカで撮影された写真。映し出されたのは少女の守護天使‥だそうです。このようにステレオグラムになっている作品は、ちょうどVRが流行している現代のコンテンツにも活用できるかもしれませんね。
古くから日本人は変わりゆく季節や自然に畏敬の念を抱いてきました。『ゲゲゲの鬼太郎』でもおなじみの妖怪、実はそうした自然のなかで遭遇する動物たちが由来になっているとも言われています。
小さい頃、親に「河童に尻子玉を抜かれるぞ」と脅されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。河童は顔が平たく、立つこともあることから、カワウソが由来になっているという説があります。河太郎(かわたろう)とも呼ばれ、日本各地にさまざまな伝承を残す最も有名な妖怪のひとつです。
山奥に棲み、人や動物の生き血を吸うという妖怪です。江戸時代の奇談集には空を飛ぶという記述もあります。夜行性のムササビが夜に翼を広げて滑空する姿を昔の人が森で見かけ、その大きさと妖しさに怯えたことから、この妖怪が誕生したとも言われています。他にも鵺(ぬえ)や海坊主なども自然の生き物が由来になっているそうですよ。
医学的な価値だけでなく、芸術家やコレクターからも人気を集めた解剖図や蝋人形。これを貴重と見るか、美しいと見るか、はたまた恐ろしいと捉えるのかはその人次第‥。いずれにしろ見る人に強いインパクトを与えるのは間違いありません。
18世紀フランスで活躍した解剖学者でもある画家ジャック=ファビアン・ゴーディエ・ダゴティの芸術的な人体解剖図です。「驚異の部屋」と呼ばれる、珍しい美術品などを集めた部屋づくりに熱心になっていた当時のヨーロッパ貴族に愛好されていたそうです。
こちらは18世紀末当時の解剖学の先進性を示す貴重な蝋人形。彫刻家クレメンテ・スジーニによって制作された作品で、実物はイタリア・フィレンツェのスペーコラ美術館に所蔵されています。その精密さと人間そのものの造形が医師や芸術家に称賛された傑作で、モデルにはあえて美しい女性の屍体を選んだという噂もあります。
さて、いかがでしたでしょうか。このようなオカルトストックはインパクトも大きく、雑誌や書籍、販促イベントなどに広く活用できそうです。
今回ご紹介した素材には普段amanaimages.comに掲載していないものもあります。
掲載していない理由は、実は‥‥、というのは冗談ですが(笑)、ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。こうしたWeb未公開のビジュアルを使った企画のご相談もお待ちしております。
今回紹介した画像の詳細はこちら
※web未掲載ストックについては、別途お問い合わせください。