ブランデッドコンテンツ制作の6つのポイント: ジャーナリストからのメッセージ

marchmeena29

NewsCredのコンテンツストラテジストは、クライアントのマーケティングプログラムをサポートするために、ニッチな分野や非常に専門的な分野で経験豊富なジャーナリストを多くスカウトしています。ジャーナリズムへのサポートはNewsCredのDNAに根づいていることであり、実際に、当社の黎明期は品質と信頼性の高いニュースをクラウドソーシングする手助けをしていました。

「ブランドは、よく訓練された経験豊富なプロのジャーナリストがストーリーを上手に伝え、クリーンなコピーを執筆し、正確さの重要性を理解し、納期を守ることを認識しています」とKathy Sena氏は言います。彼女は、Ford、Visit California、Unilever、USAA、Marriottといったブランドお抱えのジャーナリストです。

ニュースルームにいたという経歴は大きなプラス要素ですが、強力なコンテンツマーケティングチームを構築するにあたって重要視すべき事項は、それだけではありません。ブランドお抱えのジャーナリストは、ジャーナリズム業界とは少々異なる「ルール」があることを理解しなくてはならないのです。そこで私たちは、成功した4人のコンテンツ制作者に、ブランド顧客を満足させるためのヒントを共有してもらいました。

専門用語を使って話すことを学びましょう

マーケティング担当者と編集者が使っている言葉は異なります。マーケティング担当者がプロジェクトを割り当てる際は、バイヤーペルソナ、エンゲージメントKPI、コンバージョン、CTA、SEOキーワードといった用語を使いますが、これらの意味がわからないなら、学習して理解しなければなりません。「さまざまなマーケティングの要件や制限を事実と結び付けることと、共感を呼ぶストーリーを生み出すことは、種類の異なる挑戦でもあります」と金融サービス企業やフィンテック企業に向けてコンテンツを制作しているEllen Sheng氏は話します。彼女は、NewsCredの編集者と密接に協力することで、各プロジェクトの目標を理解するために十分な情報を得られると信じています。

あなたのプロジェクトにはビジネス目標があります

ブランドライターが「言い回しを変更することはできない」と説明する局面が出てくるかもしれません。ジャーナリストもマーケティング担当者も、正確で、有益で、興味深く、わかりやすいコンテンツを制作するという共通の目標と認識を持っています。NewsCredを通じて金融企業やテクノロジー企業向けのコンテンツを制作している元新聞記者のKelly Kearsley氏は、「それは、マーケティングメッセージと読者に向けた記事の有用性の結び付きを見出す作業です」と述べています。

ブランドボイス(ブランドが発信する意見)とオーディエンスを理解しましょう

ブランドは、ほとんどが独自のトーンとスタイルを持っています。そのため、下調べや2~3回リライトを求められることがあることを覚悟しておきましょう。「一度に複数のブランドの記事を執筆しているなら、新しいブランドの『ボイス』を身に付けるために、試行錯誤を繰り返さなくてはなりません」とライター、写真家、そしてフードスタイリストであるCat Byers氏は語ります。そうするには、事実を集めてまとまりのあるナラティブを作るだけでなく、あなたの文章を「ブランドが語っているように」執筆しなければなりません。彼女は、NewsCredのようなプラットフォームで作業すると、そうした習熟曲線を簡単に乗り越えることができると付け加えました。「編集者はあなたの質問に喜んで答えてくれますし、ブランドボイスを身に付ける手助けをしてくれます」。多くのブランドは、明確なスタイルガイドとメッセージアーキテクチャを持っていますが、これらは作業に取りかかる際に非常に役立ちます。

ニュース収集プロセスが少々異なることを認識しましょう

ブランドのために記事を執筆したことがない人は、記事で取り上げるソースを編集者が厳選する方法に慣れていないかもしれません。そのため、主題専門家(SME)にインタビューするときと同じくらい多くのソースを求めると、肩透かしを食らう場合があります。「私はだいたい、プロセスを指導する編集者と仕事をしていますが、コンテンツの目標やインタビュー対象者についてはマーケティング部門と電話会議を行うこともあります」とSena氏は言います。

署名入りの記事を執筆する仕事ではないことを理解しましょう

ブランデッドコンテンツを担当すると、報酬を受け取り、ビジネスを構築することができますが、必ずしも署名入りの記事を執筆できるわけではありません。しかし、記事に署名がなくても、読者に素晴らしいサービスを提供しているという自負があれば充実感を得ることができるとSena氏は話します。「最高のブランデッドコンテンツは、押し売りではありません」と彼女は続けました。「消費者が本当に求めていて、感謝するような有益な情報を提供することが大事です。それこそがライター冥利に尽きることです」。そして、素晴らしい仕事をすることによって口コミが広がり、多くの紹介を受けることができるでしょう。

忍耐が必要かもしれないと認識しておきましょう

企業チームと仕事をしていると、あなたの作成したコンテンツが思わぬ障害にぶつかる可能性もあります。なかにはお役所仕事や土壇場の変更があるかもしれません。「ときには、競合するアジェンダを持つさまざまな部門が、それぞれ重なり合うこともあります」とSheng氏は言います。「それがジャーナリズム業界と最も違う点です」。たとえば、編集者からオーケーをもらった後でも変更を求められる可能性があるとSena氏は付け加えました。「理由は、マーケティング部門と法務部門から作品の承認を得なければならないからです」。

 

コンテンツマーケティングプロジェクトに着手しても、プロセスに慣れてしまえば、自分のジャーナリズムのノウハウが最大の資産であることに気づくでしょう。Sena氏は「ジャーナリズムの訓練と経験のおかげで、現在、コンテンツライターとして快適に働くことができています」と言います。

ジャーナリズムとブランドコンテンツには、共通した素晴らしいストーリーテリングがあります。Cheng氏は「誰もが伝えるべきストーリーを持っています」と言います。「そして、ジャーナリストは、そのストーリーを引き出し、形作り、世界に伝えるよう訓練されているのです」。

 

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元記事「From Journalist to Content Writer: What to Know about Creating Content with Brands」2018年11月5日にInsights.newscred.comに掲載されました。

 

この記事はNewsCred Blog のDawn Papandreaが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comまでお願いいたします。

 

また、日本におけるNewsCredパブリッシャーネットワークに関してはNewsCred by amanaまでお問い合わせください。

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