ビジネスにおいて、プレゼン資料の完成度は相手に与える印象を大きく左右します。デザインの専門知識がなくても、ちょっとした工夫で視覚的に優れた資料を作成できる方法があることをご存じでしょうか? 本記事では、アマナのデザイナーが教える非デザイナー向けのPowerPointデザインTipsを厳選してご紹介。社内外のプレゼンや資料作成を行うすべてのビジネスパーソンに役立つ内容です。
游ゴシックの直線的でシンプルなフォルムは、資料に洗練された印象を与えます。特に「游ゴシック Medium」や「Bold」を使用すると、視認性が向上し、スライド上のテキストがクリアに見えるようになります。プレゼン資料において、情報が読みやすく伝わりやすいことは非常に重要です。
また、游ゴシックはWindowsやMacの標準フォントとして広く使われているため、異なるデバイスや環境で表示した際にレイアウト崩れのリスクが低いのも大きなメリットです。PowerPoint資料を他者に共有する際も、フォントが置き換わってレイアウトが乱れる心配が少ないため、再現性が高い資料を作成できます。同様の理由で、欧文には「Arial」を使用することをおすすめします。
テキスト要素は、写真やイラストと同様にデザイン要素の一つです。PowerPoint上でテキストを入力すると、デフォルト設定では文字の間隔が不自然なまま表示されます。この状態は「ベタ打ち」と呼ばれ、視覚的に少し散漫な印象を与えることがあります。そこで、「文字詰め(カーニング)」の機能を活用し、特にタイトルなどの大きな文字は調整してみましょう。文字詰めを行うことで、よりプロフェッショナルで精度の高いプレゼンテーション資料に仕上げることができます。重要な部分には、必ず文字詰めの設定をお勧めします。
PowerPoint上にアイコン素材を挿入する時、PNG、JPG、SVGといった様々な拡張子があります。おすすめの拡張子は、SVGファイル形式です。これはPowerPoint上で図形として認識され、色変更が可能で、拡大縮小しても線がぼやけることがありません。また、アイコン図形のアウトラインを追加または変更できたり、影や反射、光彩などの特殊効果を適用することも可能です。アイコンを効果的に使うことで、スライドがより視覚的に訴えかけるものになります。
簡単な表やグラフならば、PowerPoint上で数字を直接入力しても作成できますが、すでにエクセルデータがある場合はPowerPointに貼り付ける方が効率的です。貼り付けには5種類のオプションがありますが、「埋め込み」を選択すると、エクセルのブック全体がPowerPointにコピーされるため、知らないうちに不要なデータが貼り込まれてしまう可能性があります。データを共有する際には、必ず元のエクセルデータを確認し、不要な情報が含まれていないか注意してください。
文字ばかりの資料では、相手の注意を引きつけ、理解や共感を得るのは難しいものです。アマナのプレゼンテーションサポートサービス「screen」では、ビジュアルソリューションを活用し、メッセージを視覚的に表現することで、より伝わりやすいプレゼンテーションを提供します。デザインのプロがあなたの資料をサポートし、視覚的に強力なメッセージを発信できるようにします。
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文:Creative Direction Dept. (アマナ)
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