フォトリアルな製品CGビジュアルは、製品の魅力を最大限に引き出し、ブランドのイメージ向上に繋がります。その制作には、正確な質感設定と効率的な制作プロセスが欠かせません。
この記事では、アマナが数多くのプロジェクトで培った制作ノウハウをもとに、高品質なCGビジュアルを実現するための秘訣をご紹介します。クオリティを保ちながら効率的に制作を進めるポイントや、デジタルモックアップの活用によるメリットについても詳しく解説します。
製品CGビジュアル制作のプロセスは、以下のフローで進められます。
・CADデータをポリゴンデータに変換
・3DCG上で質感設定
・ライティング、レンダリング
・レタッチ
今回フォーカスするのは、 製品CGビジュアル制作の中でも特に重要な「質感設定」です。
この設定が不十分だと、どんなに良いライティングやレンダリングを行っても、イメージ通りの仕上がりにはなりません。
弊社では、以下の手法で質感を徹底的に検証・確認しています。
・実機(試作機)を撮影して質感を確認
・CGモデルとの質感再現度の検証、仕様整合性を細部までチェック
なぜ、質感設定に時間をかけるのか? それは、正確な質感を設定することで制作工数を削減し、バランスの取れた美しいビジュアルを実現しつつ、CGのクオリティを安定して向上させることができるからです。
また、品質が保証されたデジタルモックアップを安定して供給することで、プロジェクト進行の正確性と効率性が大幅に向上し、クライアント満足度の高いビジュアルを提供できます。
製品ビジュアルは、多様な媒体で活躍し、時にブランドの顔として消費者の心に刻まれる存在です。この重要な役割を担うビジュアル制作に、デジタルモックアップが革新をもたらしています。
正確に再現されたデジタルモックアップは、3DCGの可能性を大きく広げ、 同じアングル、同じライティング、同じ色味など同一の設定で大量のカットを生成できます。さらに、次の製品シリーズへの展開も、高品質を維持しつつ効率的に行えます。
統一感のあるビジュアルは、ブランドイメージを高め、消費者に好印象を与えます。デジタルモックアップは、現代のビジュアルマーケティングにおいて重要な役割を果たすツールと言えるでしょう。
デジタルモックアップを活用した製品CGビジュアルには、多くのメリットがあります。
・色違いやデザイン違いといった バリエーションの事前検証ができる
・撮影スタジオでの立ち合いが不要で、リモート確認ができる
・作成済みのカメラアングルやライティング設定などの撮影セットを別製品にも流用できる
・作成した3DモデルをWeb、動画、VR/ARなどの他媒体に展開できる
デジタルモックアップを最大限に活用することで、制作プロセスの効率化と表現の幅を広げることができます。
アマナには、「via」という製品CGビジュアル専門のクリエイティブユニットがあります。
経験豊富な私たちにお任せいただければ、クオリティの高い製品CGビジュアルを提供いたします。 以下の動画で、私たちの革新的な制作プロセスをぜひご覧ください。
フォトリアルな製品CGビジュアルを効率的かつ正確に量産する最新の制作フロー「V.I.A PRODUCTS」
「V.I.A PRODUCTS」 資料のダウンロードはこちらから
文:佐々木貴章(アマナ)
3DCG画像:橋本遊也、足立原志保子(アマナ)
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