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運河によって“東京”の歴史や文化をつなげ国際的な“TOKYO”への架け橋となることを目指すアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」。羽田空港からの湾岸エリアの既存施設をアートによって再活用し、文化資源を観光資源として転換する取り組みが展開されてきました。
3年目を迎える2019年の「TOKYO CANAL LINKS 2020」は、オトナ・社会人に向け「アートとビジネス」をテーマに、ビジネスにおけるアート思考の必要性を考えるプログラムを4回にわたり開催。しながわ文化プログラムの一環として、寺田倉庫と「H(エイチ)」の共同企画として行います。
近年、そこここで聞かれるようになった「アート」と「ビジネス」という単語。アートとビジネスには、「コレクションとして買う」や「企業メセナとして取り組む」といったものから、「企業ブランディングへの活用」、「アートシンキングをとおしたチームビルディング」など、さまざまな角度で関係しています。本シリーズでは、さまざまな企業の事例を通じながらそうした関係を一度整理し、知るきっかけをつくることで、社会で活きるワードを見つける機会にしてもらえればと考えています。
第3回は「アートの事業化」です。渋谷を拠点に30年前から続く日本初の大型複合文化施設「Bunkamura」では年間約300万人が訪れ、音楽・演劇・映画・美術とさまざまなジャンルの文化発信をするなかで、美術館では入場料や物販などの事業収入での運営、ギャラリーでは作品の展覧販売などを行うなど、開館当初からパフォーミングアーツなどを含むアート全般における事業化を図ってきました。
また、青山の複合文化施設「スパイラル」では、「生活とアートの融合」をコンセプトに、現代美術やデザインの展覧会をはじめフロア全体にカフェ、レストラン・バー、生活雑貨ショップを展開し、ジャンルを横断するようなアートイベントを数多く開催しています。そして、天王洲に数多くのスペースを抱える寺田倉庫では、アートを軸とした展覧会やアワードを数多く仕掛けるなど、アートにまつわるお金はさまざまかたちで動きを見せています。
今回は、株式会社東急文化村代表取締役社長の中野哲夫さん、株式会社ワコールアートセンター代表取締役社長、スパイラル館長の小林裕幸さん、寺田倉庫株式会社代表取締役社長CEOの寺田航平さんをお招きし、実際にアートを事業化していく取り組みをしている3社から、それぞれ異なるメソッドを探ります。
※今回はしながわ文化プログラムからの助成により、品川区民や品川区の企業に在籍されている方にはディスカウントも用意しておりますので、ぜひご参加ください。
→品川区民/品川区の企業在籍の方はこちらからお申し込みください。
※当日、受付で身分証明書のご提示と、名刺を1枚頂戴しております。
主催:TOKYO CANAL LINKS 実行委員会
助成:しながわ文化プログラム推進事業 / 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
企画協力:株式会社アマナ / 寺田倉庫
展示協力:Art Technologies/BAF
イベント終了後、会場内併設の茶室OMBRE(オンブル)にて、“茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!”をコンセプトに新たな茶道を提案しているSHUHALLY主宰の松村宗亮さんによるお茶会を行います。古くから戦術やビジンス上の重要な情報交換、交渉、ネットワークづくりの場として営まれてきた茶会や茶事。今回は、茶の味だけでなく空間、茶器(プロダクト)、作法(パフォーマンス)を網羅的に楽しむ、日本の伝統的な総合アートともいえる茶道とビジネスを掛け合わせたコミュニケーションの機会を特別にご用意しました。参加費は無料です。
–お茶会のスケジュール–
第1回 20:40-21:10 限定10名
第2回 21:10-21:40 限定10名
※Peatixのチケット購入時に、お茶会への参加・不参加をお選びください。
※お茶会は先着20名限定です。当日は、Peatixでお申し込みいただいた順にご案内いたします。
松村宗亮(SHUHALLY主宰/裏千家茶人)
英国国立Wales大学大学院経営学科卒(MBA)。学生時代ヨーロッパを放浪中に日本人でありながら日本文化を知らないことに気付き、帰国後茶道を始める。「裏千家学園茶道専門学校」を卒業後、2009年に横浜関内にて茶道教室「SHUHALLY」を開始。茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!というコンセプトによる活動が共感を呼び、全国の百貨店やギャラリーまた海外や首相公邸から招かれるなど多数の茶会を開催している。
https://shuhally.jp/
イベント終了後、会場内で懇親会を行います。参加費は無料ですので、来場者の皆さまとのコミュニケーション創出の場としてぜひご活用ください!
※Peatixのお申し込みフォームで、懇親会への出欠をお選びください。
アートやアーティストへの支援としてメセナ活動を行う企業は、どのような方針のもとその取り組みを選択したのか。企業が考える、アートと関係値をつくる意味を解き明かします。