CMC_Meetup Vol.13「企業のトップ、経営層はコミュニティをどう見るか?」レポート<前編>

コミュニティマーケティングのためのコミュニティ「CMC_Meetup」。今、コミュニティマーケティングに関するイベントやミートアップが数多く開催されていますが、その中でも最大規模ではないかと思われる本イベント。その13回目となるミートアップが、東京・銀座、株式会社プレイド社内にて開催されました。
 
今回は、FLOAT編集部もイベントに参加させていただき、主催の小島英揮さんに記事掲載の許可をいただきましたのでレポートさせていただきます。
 
 
今回のテーマは「企業トップはコミュニティをどう見ているか?」と題して、コミュニティマーケティングを実践する際に、多くの企業でぶつかる壁である、どうやって上司を説得するか?また、経営層の理解を得るか、というポイントについて議論が行われました。
 
登壇者は、まさにコミュニティマーケティングを実践している企業の経営者のお二人、「Backlog」でおなじみの株式会社ヌーラボ CEO 橋本正徳さんと、クラウド会計ソフト「freee」の株式会社freee COO 尾形将行さんです。
 
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小島 : みなさん、こんばんは!今日は13回目の東京のミートアップです。ここ2、3回は「コミュニティマーケティングをどうやって会社に説明しようか」シリーズで、結構いろいろなお話をしてきました。個人的には今日はその集大成で、そもそも企業のトップはどういう風にコミュニティを見ているのかを、鼎談形式でお話ができればと思っております。

今日のゴールなんですけども、おそらく今日来ている方、この3つに必ず該当するはずです。初めて今日来た方は、どれくらいいらっしゃいますか?素晴らしい。大体40から60%くらい新しい方が来ているコミュニティは、成長軌道にあると理解をしているんですけど、今日もたくさんの方に来ていただいています。この方にとっては、コミュニティマーケティングの話を聴くのは初めての方が結構多いんじゃないかなと思うので、その意義を理解して、やってみたくなるというのが、今日のゴールかなと思います。
 
さらに、今コミュニティマーケティング自体は知っているし、何回か来ているんだけど、実施しようと会社でいろいろと画策中の方、いらっしゃいますか?この方には、企業のトップに、どうやって理解してもらうか、どう承認をもらうかというヒントが得られるんじゃないかなと思います。
 
さらに、今実践中の方。実践しているということは、かなり企業のトップと会話ができているんじゃないかなと思うんですけども、さらにシンクロできるようになる、シンクロ率が上がると思いますので、このゴールに近くなるように、いろいろお話ができればと思っています。
 
 
ということで、ゲストをお迎えしましょう。ヌーラボCEOの橋本さんと、freee COOの尾形さんです。みなさん、拍手でお迎えください!

小島 : 今日はこのお2人に来ていただいたのは、非常に分かりやすく対照的なんですよね。お2人のキャリアを事実なんですけど、分かりやすくデフォルメして表現してみました。
 
まずは橋本さんですね。劇団、プログラマー、創業社長というキャリアですけど、僕はひらめきタイプと呼んだんですけど、このキャリアはひらめきな感じなんですか?
 
橋本 : そうですね。行きあたりばったりとか、ひらめきとか。
 
小島 : 行きあたりばったりと言うと、ネガティブな感じが(笑)。劇団からプログラマーというのは、いろいろな可能性を試している時期だと思うんですけど、プログラマーから創業社長って、これってビジネスになるんじゃないかというのに、気がついたときがあるということですよね。
 
橋本 : そうですね。ちゃんと仕事になるだろうな、というか。
 
小島 : これはどうもいけそうだと。それが10何年前でしたっけ。
 
橋本 : 15年前ですね。
 
小島 : ですよね。結構ヌーラボって歴史が長くて、もともとはプログラマー、受託が中心だった。今は100%サービスですか?
 
橋本 : そうですね。100%自社サービスですけど、2013年までは受託開発というか。他の会社さんのために、ソフトウェアを作って、納品とかしていましたね。
 
小島 : ゆっくりトランスフォームしながら、今があるという感じですよね。
 
橋本 : はい、そうです。
 
小島 : ということで、今日はヌーラボさんの橋本さんにお話をお伺いします。まずは拍手をお願いします。続きまして、freeeのCOO尾形さんなんですけども、これもまた絵に描いたようなキャリアですけど。東大出て、霞が関行って、コンサル行って、ベンチャー経営メンバー。ドラマの主人公ですか?ぐらいの設定ですけども、これは意図してこういう風になってらっしゃるんですか?
 
尾形 : 全然意図はしていないですね。もともと大学に入ったときに、霞が関に行く人が多かったというのもあるんですけど。私がそもそも霞が関に行きたいなと思ったのは2つあって、1個は小説。小説を見て、城山三郎の小説を見て、これおもしろいなと思ったのと。あともう1個は当時、踊る大捜査線が流行っていて。柳葉さんがかっこいいなと思ったということで。
 
小島 : (会場の皆さんも)だいぶ親近感湧いたんじゃないかなと思います。(笑)
 
尾形 : というので、霞が関に行ったんですけど、やっぱりそういう動機でいくと、なかなか長続きしなくて。それで10年ぐらい働いたんですけど、結局そこから飛び出して。その次はコンサルティング。
 
小島 : 実業の方にということですよね。
 
尾形 : はい。ということで、最終的にfreeeにたどり着いたんですけども、それも選んだ企業の大学の後輩がいたから、そこに行ったということで、そういう感じで生きている感じです。
 
小島 : 思いの外、わりと行きあたりばったりかもしれない?
 
尾形 : そうですね。結構行きあたりばったりだと思います(笑)。
 
小島 : ありがとうございます。それでは、お2人の簡単な自己紹介はしていただきましたけども、会社でどんなことをやっているかとか、どういうコミュニティを持っているかについて、お話いただこうと思います。じゃあ、まず橋本さんからいきましょうか。

橋本 : 株式会社ヌーラボの橋本正徳と申します。会社自体は設立2004年3月。27、8のときに設立をしました。本社は福岡県福岡市ですね。設立してから、ずっとそこにいます。他、事務所としては東京と京都にもオフィスがあります。また、海外子会社で、シンガポール、アメリカ、オランダ。シンガポールはチャンギ空港のそば。アメリカの方は、ニューヨーク。オランダはアムステルダムの方に子会社があります。
 
僕は先程の紹介の通り、飲食業とか、劇団主宰とか、クラブ・ミュージックを作っては流し、作っては流しみたいなことをしていました。その後、1998年に福岡に戻って、父親の家業である建築業に携わったんですが、肉体労働的なのは自分には向かないなと思って、ずっと趣味で触っていたパソコンだと、継続できるんじゃないかなと思って、プログラマーに転身しました。それで、福岡で株式会社ヌーラボを設立して、現在、世界展開に向けてコツコツとやっております。
 
株式会社ヌーラボが提供しているサービスが、今3つあります。プロジェクト管理ツールの「Backlog」です。これは今国内で、7000社くらい使われています。おそらく、国内ではそこそこ、1番、2番くらい使われているプロジェクトマネジメントツールかなと思います。その下が「Cacoo」ですね。ブラウザ上で図を描くツールです。そして、一番下がチャットツールの「Typetalk」です。

それで、今日のテーマであるコミュニティなんですけども、JBUG(https://jbug.info/)という名称で、プロジェクト管理ツールの「Backlog」のユーザー・コミュニティをやっています。今まで開催している拠点は札幌、東京、名古屋、兵庫、大阪、岡山、広島、そして福岡と那覇ですね。全部で9拠点。参加者数が約800名。東京は50名ぐらい集まって、あとは各拠点は20名ずつくらいです。イベント開催数は36回、3週間に1回、どこかで開催されているペースになります。
 
小島 : これ結構頻度高いですよね。
 
橋本 : 頻度高いですね。ものすごく頻度が高い方だなと思います。リーダーとしてイベントの企画、運営などを自発的に行っていただいている方が、15名くらいいらっしゃいます。年に1回、去年からスタートしているんですけど、Backlog Worldというものをやっています。
 
小島 : もう2回やってますね。
 
橋本 : 2回目なんですけど、1回目はヌーラボ主催でやったんですよ。2回目からはコミュニティ主催で、JBUGの方が主催をしていただいて、それに僕ら株式会社ヌーラボがスポンサーとするという形になって。
 
小島 : 内容とかはほとんど、ユーザー・コミュニティの方がお作りになって。
 
橋本 : そうですね。内容が、ユーザー・コミュニティの方が作るので、ちょっとドキドキしながらやっていますけども。まあちゃんと、バックログとかをちゃんと扱ってくれる感じになっていて。参加者数が300名くらい。ちょっとオーバーするくらいですね。あとはスポンサーも一応ついていただいていて、20社くらい。満足度は5点満点中、4.43。
 
小島 : 結構高いですよね。
 
橋本 : はい。かなり高い位置にきているかなと思います。来年も年の始めくらいに開催する予定です。
 
小島 : ありがとうございます。それでは続いて尾形さん、お願いします。

尾形 : freee株式会社の尾形と申します。よろしくお願いします。
 
会社自体のミッションは、スモールビジネスを世界の主役にするぞ、ということで、やってきております。基本的に、スモールビジネスの人たちというのは、アイディアとかパッションがあって起業をするわけなんですけども、その起業をした人たちが、誰でもアイディアと情熱さえあれば、ビジネスを経営できるというところを世界を目指して、freeeという会社は事業を行なっています。
 
実際提供しているプロダクトはここにある、大きく分けると4つなんですけども。1個目は起業をすると言ったときに、会社の設立をすごく楽にする会社設立freeeというのがあって。実際に設立をし始めると、経理の課題とか、人を雇いますというところにいろいろ課題が出てくるので。会計ソフトであったりとか、人事のソフトを使って、ここを誰でも簡単にできるようにしたいというところで。もう1つは最後、納税するということで、そこを楽にするということで、ここらへんは中心に。細かいプロダクトで言うと、もっとあるんですけど、こういうサービスを提供しています。

それで、コミュニティなんですが、いくつかあるんですけども、そのうちの1つに「マジカチmeetup!」というのがあって、これは基本的に税理士さんとのコミュニティです。写真はついこの間、7月6日に全国会という形で100名規模の会社の朝ヨガというオフィスなんですけども。こういった芝生のところみたいな感じで、みなさん集まれるようになっていて。ここに100名ぐらい集まっていただいて、北海道から石垣島まで参加してくれる人がいらっしゃってですね。かなり盛況のイベントになった。

小島 : これ、立ち上げて1年以内に、もうここまで行ったということですよね。
 
尾形 : そうですね。
 
小島 : なかなか全国に展開をして、その人が集まろうということになるまでは、だいぶ時間がかかったりするんですけど。結構早いなという感じがしますね。
 
尾形 : ありがとうございます。全国で5箇所、リーダーという人たちを担っていただいて。そこでミートアップとかを開催していて、9月に新しく沖縄でも開催されます。あとは既に300名以上の税理士さん、会計税理士さんが参加してくれています。どのくらいの人数に参加してもらうかというのを指標にしているんですが、クォーターでやろうと言っている人数に参加していただいていて、すごく順調に成長しています。
 
小島 : ありがとうございます。

Q1:ビジネスにおける「コミュニティの力」に気が付いたのはいつごろか?それはどういった経緯か? 

小島 : ということで、ここから質問にいきたいと思うんですけども、そもそもコミュニティがビジネスに作用するな、と思ったのでやってらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、これはどのあたりからそう感じたんでしょうか?先に橋本さんに訊いてみましょうか。橋本さん、2年前にJBUGが立ち上がったわけですけど、その前からずっと、コミュニティは結構力があるんじゃないか、という風に思ってらっしゃったんですか?トップの方から見て。
 
橋本 : そうですね。ヌーラボという会社自体、プログラマーの勉強会で集まったメンバーで出来ているので、コミュニティから生まれた会社なんです。なので、ヌーラボ自体がコミュニティっぽいっちゃコミュニティっぽいので、コミュニティって力がある、というのは、あまり意識していなかったですね。
 
小島 : あー、あまり自覚的じゃなかったということですか?普通にコミュニティのメリットとかは普通に享受していたんだけど、あまり自覚的じゃなかったですと。
 
橋本 : 外を見ると、「あ、どうやらコミュニティって力があるんだ」みたいなところに気づいたというか、気づいてもいないのかも。そうですね、会社をやってすぐくらいに、なんとなく。オープンソースのコミュニティとかもやっていたので。
 
小島 : なるほど。みなさんからすると、上司の方がコミュニティの力に気づいている、というのはレアケースですよね。尾形さんは気がついたのっていつ頃ですか?
 
尾形 : 今も気づいているのか分からないんですけど。freeeの場合、(プロダクトが)新しい発想で作られているので、マーケットに浸透させようとすると、結構ハードルが高いと思っていて、誰か明確にこれがいいよねとか、こうすることによって良くなるよねということを、説明してくれる人がいることによって、初めてfreeeを使ってみる、というのはプロダクトの性質上、必要なステップなんだろうなと思っています。
 
小島 : ベンダーが言うんじゃなくて、使っている人が、これいいよという風におすすめをするというのがきっといいだろうということですよね。
 
尾形 : そうしていかないと、広がっていかないだろうなと思っています。
 
小島 : 普通に、これ新しいツールですと言って、広告とかをどんどん投下をしても、あまりコンバージョンとしてはもしかしたら良くないかもしれないということなんですかね。
 
尾形 : そうですね。特に専門としている税理士の先生と、会計士の先生の中ではそういった支援をいただいた方が、広がっていくだろうなというのは初期から考えていたことではあります。それがコミュニティという形を取って、本格的に力を入れると、これだけのインパクトがあるんだなと最近感じています。
 
小島 : それはコミュ二ティの力は最近理解をしつつあるというか、実感しつつある。そんな感じですかね。
 
尾形 : そうですね、はい。
 
小島 : ちなみにコミュニティの力がどこに作用するかって、よく僕はCMC meetupでも話す絵があるので、これをちょっとお話をしたいと思うんですけれども。

これはファネルですよね。Awareness=知っていますよ、というところから始まって、どうもこれ自分に関係あるって自分ごとになるところ。で、リードクオリフィケーション、案件化していって、オンボーディングして、長く使っていただくと。既存ユーザーだけ集まるユーザー会だと、リテンションの方には効果あるのですが、これから使う人にその声が届くことがなかなかなかったと思います。コミュニティマーケティングのいいところって、使い始めた人にも、これから使う人にも、さっき尾形さんがおっしゃった同じようなタイプの人が、これいいよという声が届きやすいモデルなのかなという風に思います。たぶん、ヌーラボさんというのは、それを勝手にお客さん同士でやってくれていたのを、今束ねて、見える形にしているのがコミュニティなのかなと思って。この絵としては大体合ってます?お2人の考え方としては。
 
尾形 : 合っています。

小島 : たぶん会社の中でご説明をするときも、この絵の話は結構いいんじゃないかなと思っていて。コミュニティを使って何になるの?と言うと、リテンションと、デマンドジェネレーションですとはっきりパシッと言ってしまうと、たぶん説明がしやすいんですよね。
 
ちなみにこれ、お2人ともSaaSをやっているから腹落ちしやすいとかあります?LTVが大事だから、下の台形を大きくするところが大事じゃないですか。売り切りタイプの会社って、結構これがなかなか理解されなかったりするみたいなんですよ。
 
橋本 : そうですね。SaaSだったり、サブスクリプションをやっているので、これはすごく腹落ちがしますね。
 
小島 : 売り切りタイプの会社でも、分かっているところは分かっていますね。やっぱり継続交流してもらえるものというのは、SaaSとかサブスクリプションでなくても、モデルは同じなのかなと。
 
橋本 : リピータがあるような商売だと、それが分かる。でも、家を売る人は分からないと思うんです。
 
小島 : なるほどね。ワンショット、特に大きい金額の方は難しいですよね。
 
橋本 : はい。

Q2:JBUG、マジカチmeetup立ち上げの経緯をお聞かせください(可能であれば、ご自身のか変わり方も) 

小島:では次の質問に移ります。JBUGとマジカチmeetupの立ち上げの経緯ですね。今ちょっとお話を聞きましたけど、JBUGは橋本さんとしては知っていたというコミュニティの力を、JBUGというコミュニティにして、体制として任せるきっかけというのはどうだったんですか?
 
橋本 : そうですね。コミュニティマーケティングというのをトライし始めたのも、実は日本国内からではなくて、国外から。
 
小島 : JBUGができる前に、国外向けに何回かトライしていたということですね。
 
橋本 : はい。国外で何人かコミュニティマネージャーを採用して、オンラインでちょっと展開しようかなと。
 
小島 : それはエリアとしてはどこで?
 
橋本 : ニューヨーク、シンガポールあたりで、採用していましたね。あと台湾ですね。そこで展開しようとしていたんですけど、リアルベースであった方が早いのかなというところで。
 
小島 : オンラインでやろうとしたけど、結構火を付けるのは難しかった?
 
橋本 : 難しかったですね。実際、火がちゃんとついたのは国内のJBUG(=Japan Backlog User Group)です。既に日本には名前も付けていなかったんですけど、バックログのユーザーの人たちが集まったりとかしたりしているのが見えていたんです。
 
小島 : それにJBUGというラベルを付けて、これがコミュニティなんだよという風に最低限というか、枠にはめるような感じで。
 
橋本 : そうですね。みんなが分かりやすく名前を付けて、目立つようにしたという感じです。
 
小島 : なるほど。マジカチの方はどういう経緯で立ち上がったんですか?
 
尾形 : freeeという会社自体が結構おもしろい会社で、こういうコミュニティを立ち上げたいと言うと、結構サポートをしています。freee部は、まさに社のメンバーの1人がこういうのをやりたいんだと言って、30%ぐらいの時間を使わせてくれと言って始めたようなイベントで。そういうことはおもしろいからやってみようという風土ではあります。
 
でも、マジカチミートアップ自体は、初めてフルタイムでこれをやっていくぞということで立ち上げました。そこにこの間、日経産業新聞の一面を飾っていたミドリさんという人がいるんですけど、彼女とかがコミュニティをやりたいんだと、すごい情熱で言ってきてくれて、だったらいけるかなみたいなところが大きかったです。会社からやろうと言ったところで、基本的にはKPIに沿ってやっていく、ということになっちゃうと思うんで。
 
小島 : なるほど。仕事で下ろすと、結構難しかったりするということですかね。KPIはなんですか?みたいになっちゃうと。
 
尾形 : そうですね。
 
小島 : freeeさんの場合はやりたいと言っている人がいて、それを理解する土壌があって。それが1年前に立ち上がったということですよね。
 
尾形 : はい。
 
小島 : ちなみにJBUGの方も、日本でやるときは今のミドリさんみたいな人がいたわけですか?
 
橋本 : そうですね。日本でもメギーという人がいました。
 
小島 : メギー?
 
橋本 : はい。メギー、イソガワメグミなので、メギーで。彼女をコミュニティマネージャーとして採用をして。コミュニティをとにかく盛り上げるというか、そういう仕事に就いてもらって。専属で初めてついてもらって、それからちゃんと走り出したという感じですね。
 
小島 : お2人とも専属というか、それを主体でやれる人がいて初めて会社のスタンスとして、トップからすると、任せられると。
 
橋本 : はい。
 
小島 : 上がやりたいと言っても、現場がいないとだめですよね。現場の人はfreeeさんの場合はやりたいという人がいて、ヌーラボの場合はやってってアサインした感じだったんですね。
 
橋本 : そうですね。やってってお願いをしました。最初の頃はコミュニティマーケティングというものを、理解はしていなかったと思うんですけど。徐々にコミュニティの人たちと関わることによって、すごく理解してやってくれるようになりました。
 
小島 : コミュニティの人に教えられたんですね。
 
後編に続く

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