スマホでおいしい写真を撮りたい! SNSでおいしい写真を発信したい! そんな声にお応えして、プロのシズルフォトグラファー、ヒューの近藤泰夫がスマホでスウィーツを撮影するコツを教えます。フレーミングの工夫や演出を加えるだけで、ぐっと写真が映えるのです。
「日の丸写真」って聞いたことありますか?
被写体をフレーミングの真ん中に置いて撮った写真を「日の丸写真」と言います。みなさんも一度は撮ったことがありませんか? 日の丸写真は、「フレーミング」が安定しやすく、ピントを被写体に合わせやすいこともあり、初心者には一番おすすめの構図です。
日の丸写真を撮る時は真俯瞰(真上)より、斜俯瞰(やや斜め上)から撮ることで立体感を出すことができ、被写体により存在感が出てインパクトのある写真になるのです。
プロのテクニックを真似して、応用編を撮ってみよう!
日の丸写真に慣れてきたら、ちょっとオシャレな雰囲気のある写真に挑戦。フレーミングはどちらか片側をあけることで、空気感を演出することができます。
器選びのポイントは、「非現実的!」。お菓子に対して日常使いではありえない大きさや、器表面のテクスチャーがわかるぐらいの質感のものを選ぶと、写真映えし、よりドラマチックな写真になります。
器と光でさらなる演出を考えてみましょう。
同じ和菓子(被写体)でも、器と光の演出を変えるだけで全く違う写真のように映ります。
被写体の全体に光が回るように撮りたい場合は、「半逆光」がおすすめです。半逆光とは、カメラに対し、斜め後ろから当たる光のことを言います。
後ろからの光により自然に影が落ち、自然な濃淡のグラデーションができます。実は、料理のおいしい撮り方のコツは、この「半逆光」がポイントなのです。
※参照:いいね!したくなる写真の撮り方
白の器の和菓子も茶色の器の和菓子も「半逆光」で撮影しています。ですが、お皿の色が違うだけでだいぶ印象が変わりますよね?
さらに、黄色く塗りつぶした部分に黒いボードで影をあえて作ることで、ドラマチックな光の演出を加えています。
このように、撮りたいイメージに合う器と光で演出を加えることにより、さまざまな表現を楽しむことができます。
まずはスマートフォンを片手に、身近にある被写体を撮って写真を楽しんでみましょう!
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