データは単に収集するだけのものではなく、活用方法を知らなければ有益だとは言えません。自社のビジネスで収益を向上させるためにはどのようなデータを集めるべきか、そしてその情報をどのように扱うべきかを認識しましょう。
読者の方にデータ収集から活用方法までの理解を深めてもらうために、私はYEC(若手起業家の団体)の成功した起業家11人に次の質問をしました:
収集したユーザーデータを使用すれば、人々がマーケティングコンテンツにインタラクションする際のパターンを見つけ出すための、オープンソースの機械学習データベースが活用できます。これらの新しいテクノロジーを活用することで、コンテンツマーケティング戦略をカスタマイズし、ユーザーが求めているコンテンツを作成することができるのです。コンテンツの最適化に費やす時間が減り、より優れた成果を得ることができるため、マーケティング担当者にとってもユーザーにとってもWin-Winです。 ーー Cortex、Brennan White氏
誰もが、どこに行くにも、スマートフォンを持ち歩き、常に多すぎるくらいの電子メールを受信しています。私たちはユーザーの許可を得て、エンゲージメントを促進するために、ライブイベント、新しいコンテンツ、ナーチャリングキャンペーンに関するテキストのリマインダーを送信しています。オーディエンスはテキストメッセージでイベントや講演会への参加を表明できるため、ランディングページやウェブフォームが不要になるというメリットもあります。 ーー She’s Got Systems、Kelly Azevedo氏
既存の記事を改善して新しい情報を追加するために、当社のナレッジベースにユーザーが入力した検索用語を追跡しています。また、この情報をサポート担当者に渡し、顧客のサポートの改善に役立てています。 ーー OptinMonster、Syed Balkhi氏
最も魅力的なアプリケーションのひとつは人工知能です。Facebookはすでにメッセンジャーの中にカスタマーサービスボットを展開していますが、ユーザーのニーズを理解するスピードと正確さはブランドにとって大変革をもたらすものです。特定のキーフレーズに触れる会話型言語は、注文情報、出荷情報、フライトの空席情報を引き出すだけでなく、Uberで配車することもできます。 ーー Sidebench Studios、Kevin Yamazaki氏
誰もが常に新しい統計を探しているため、データを記事、ホワイトペーパーにまとめて業界やオーディエンスに有益な定量的証拠を提供することは、ソートリーダーとしての地位を確立するための優れた方法になります。これは、企業が調査を進めて市場を理解していることを示す、優れたマーケティングツールにもなるでしょう。 ーー Due、Angela Ruth氏
コネクション数とデータ数が増えると、データ量が混沌をもたらすようになり、マーケティング担当者がインサイトを獲得することが難しくなります。しかし、データとテクノロジーがあれば、関連性を向上させ、パーソナライズされたエクスペリエンスを実現することができるのです。トヨタは成功を収めたブランドの一例です。彼らはRAV4という属性に対して特定の興味を反映した100本のパーソナライズビデオクリップを作成しました。 ーー Phenomenon、Ryan Stoner氏
私たちは、ユーザーからの質問、困りごと、よくある問題などからウェビナーを作成しています。時間をかけてユーザーが抱えている質問を集め、それに回答するためにプレゼンテーションを作っているため、特定の質問について話し、ユーザーとつながり、ユーザーに今後のプレゼンテーションに向けた質問を送るなど、当社とインタラクションするように促すことができるのです。 ーー Recruiter.com、Miles Jennings氏
誰がウェブサイトを訪問してブログを読んでくれたかを完全に把握することはできませんが、思いがけないグループが当社の製品やサービスを褒めてくれて驚くことがあります。これによって、新しいニッチを発見できるかもしれませんし、収益性の低い製品やサービスから収益性の高いものへと方向転換できるかもしれません。 ーー I Print N Mail、Andre Chandra氏
クリック行動にもとづいてウェブサイトをパーソナライズすることができます。ブランドがMonetateやBounceExchangeなどのプラットフォームを使用すれば、パーソナライズされたウェブサイトから、前回のユーザーアクションと年齢や性別といったオプトインデータを組み合わせて、さまざまな種類のウェブコンテンツとCTAを表示させることができます。これらの情報によって、各ユーザーに異なるウェブサイトエクスペリエンスをもたらすことができます。 ーー Be Found Online、Dan Golden氏
「鉄は熱いうちに打て」という古いことわざがあります。しかし、鉄が本当に「熱く」なって、見込み客が購入する準備ができていることを把握しているマーケティング担当者はどれくらいいるでしょうか? 逆に、熱くなっていた見込み客が冷え込んでいることをどのように把握すればよいのでしょうか? (マーケティングオートメーションと組み合わせた)体系的なマーケティング戦略があれば、ユーザーエンゲージメントを追跡し、見込み客や顧客の行動に沿って自動的にイベントを発生させるため、売り上げを伸ばすことができます。 ーー Predictable Profits、Charles Gaudet氏
顧客の購買行動を確認すると、再び購入されるものや購入する時期を予測することができます。収集したデータによって、製品が老朽化する時期を把握し、ユーザーに提供できる他の製品を予測できます。あなたの会社が釣り用品を売っている場合、ユーザーが製品を使い果たして、再び購入するのはいつ頃でしょうか? ユーザーが他に興味を持っているものの中で、あなたが販売できるものは何でしょうか? ーー Gryffin、Marcela De Vivo氏
元記事「11 Ways to Get More from Your User Data」は2016年12月30日にInsights.newscred.comに掲載されました。
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