【Q&A】コンテンツマーケティングの予算をスムーズに獲得するには?

SARINYAPINNGAM

「コンテンツマーケターに聞いてみよう」は、NewsCred Insightsの新しいコラムです。このコラムで、私たちはコンテンツマーケティングに関する質問にお答えします。何か質問はありますか? 質問があれば、メールアドレスsuccess@newscred.comまたはTwitterの@NewsCredにご連絡ください。私たちが相応しい専門家を探して、質問に答えてもらいます。あなた本人の許可なく、名前や会社名を明かすことはありません。

【Q】コンテンツマーケティングの予算をスムーズに獲得するには?

【A】コンテンツマーケティングは、ブランドマーケティング担当の役員や幹部から高く評価されています。Gartnerによると、2018年、マーケターの多くが最優先事項として考えているのが、コンテンツ制作とコンテンツ管理です。コンテンツは、イベントから電子メール、パーソナライズ、有料メディアに至るまで、すべてのマーケティングを推進する主要エンジンとして、ますます注目度が増しています。

コンテンツがカスタマージャーニーを動かす原動力になることは、データによって明示されてきました。Forresterによると、平均的な人は購買決定をする前に11.4本のコンテンツを読んでいます。つまり、マーケターが顧客を引き付けるためには、コンスタントにコンテンツを制作し、各チャネルを横断して流通させていかなくてはなりません。そして、コンテンツは「認知」から「購入」までのカスタマージャーニーを包含しつつ段階ごとに最適化されなければなりません(認知拡大を狙ったコンテンツの場合、人々の目に付きやすいよう検索結果上位にランクインさせるためにSEOを最適化しなければなりません)。

顧客は自分のためにカスタマイズされていると感じるコンテンツを望んでいます。その期待に応えるためにもパーソナライゼーションは重要な役割を果たすでしょう。しかし、Gartnerは、マーケターはパーソナライゼーションに必要なコンテンツの量を軽視しているとも指摘しています。

では、どのようにすればそうしたニーズに応えるために必要な予算を確保できるでしょうか? まずは自分の会社の幹部に対して、コンテンツマーケティング・プログラムが、なぜ資金を必要とするのかを示すことから始めましょう。

かつてブランドマーケターだった私は、そのプロセスをよく理解しています。ここから、コンテンツマーケティングの予算が承認されるための5つのヒントをお教えしましょう。

相手に示す

あなたが成し遂げたいコンテンツマーケティングの目標とROIを証明するために使用する測定基準を結びつけましょう。測定基準には、サイトトラフィックの改善、ニュースレターの購読、詳細情報のリクエストのほか、AOV(平均注文額)やLTV(顧客生涯価値)の上昇が含まれます(これらを具体化するために私たちのフレームワークを活用してください)。目標とKPIは、組織の幹部が望む成果と合致させてください。

効率性を説明する

スケーラブルで反復可能なコンテンツマーケティング計画が、どの程度コンテンツ事業の構築に寄与し、さらに効率的なマーケティングキャンペーンの作成に役立つかを実証してください。マーケティングチームがビッグロックコンテンツ(強力なコンテンツ)を中心に総合的なキャンペーンを立ち上げれば、すべてのバイヤージャーニーの段階で大きなROIが得られるでしょう

また、会社内のいくつかのグループが、似たようなコンテンツを作成しているか、ブランドのマーケティング戦略に沿っていないコンテンツを作成している可能性があります。統一されたコンテンツマーケティング戦略があれば、これらの異なるすべてのピースをつなぎ合わせることができるのです

社内サポーターのネットワークを構築する

説明会やランチミーティングを計画して、できるだけ多くのステークホルダーにコンテンツマーケティング・プログラムがもたらす利益について理解してもらいましょう。これには、プロダクトオーナーだけでなく、コンテンツマーケティングで成果を上げるために必要な支援をしてくれるIT、ソーシャルメディア、CRM、規制当局、法務など、世界中の関係機関や組織も含まれます。メリットとしては、ステークホルダーが事業目標の達成を支援してくれることや、法的・規制上におけるコンテンツ承認の時間を短縮するプロセスを構築することです。

実用最小限製品(MVP)から始める

実現不可能なことに挑戦しないでください。まずは、いち四半期内で達成できるプログラムや目標、予定表作りから始めましょう。成功を証明できる結果が得られれば、その結果をステークホルダーに報告し、予算とリソースを増やすためのビジネスケースを作りましょう。

コンテンツマーケティング戦略を活用して了承を得る

さあ実行に移しましょう。競合他社や同じ志向性を持つブランドが、すでにコンテンツマーケティングを活用してエンゲージメント、売り上げ、効率性をいかに高めているかを示すようなコンテンツを配布します。「【2018年版】ベストコンテンツマーケティングブランド50選」をはじめ、食品ファッション保険の各業界をリードするブランドの事例を参考にしてください。

参考記事

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Robin Kamenは、デジタルコンテンツのマネタイズ担当のエキスパート。世界的ブランドに対して15年以上、デジタル戦略とコンテンツマーケティングのすべての面からアドバイスを提供してきました。彼女は幅広い成功のポートフォリオを有しており、CondéNast、Seventh Generation、Citibank、そしてPfizerといった企業のコンテンツマーケティングでROIの増加に結びつけてきました。彼女の専門領域には、商業、個人化、変化マネジメントが含まれます。連絡先はRobin.Kamen@NewsCred.com

元記事「Q+A: How Can I Secure Budget for My content marketing program? 」は2018年4月25日にInsights.newscred.comに掲載されました。

この記事は、NewsCred BlogのRobin Kamenが執筆し、NewsCredの発行者ネットワークを通して法的ライセンスを取得しました。ライセンスに関する質問についてはlegal@newscred.comにご連絡ください。

また、日本におけるNewsCredパブリッシャーネットワークに関してはNewsCred by amanaまでお問い合わせください。

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