広告だけじゃない! 社内向け動画コンテンツの新たな役割

インナー動画制作

「会社の動画を作る」と聞くと、まず「リクルート」や「商材説明」といった社外向けのコンテンツを思い浮かべることが多いのではないでしょうか?

しかし、近年では社内向けの動画コンテンツの活用が増え、企業の内部コミュニケーションやナレッジ共有、社員のモチベーション向上などに役立てられています。

本記事では、アマナのムービーディレクターが、企業が実際に制作・活用した社内向け動画の事例をもとに、その背景や活用方法をご紹介します。

 

事例1: 社内動画で士気と認知度アップ! 社内プロジェクトの認知施策

内動画で士気と認知度アップ! 社内プロジェクトの認知施策

※画像はイメージです。

通信業界のA社では、各部門の社員が取り組むプロジェクトを社内で発信し、士気を高めたいという目的のもと、ポスターやランディングページ、社内向け動画を制作しました。動画は、社内Webサイトやエレベーター内のディスプレイで放映することを想定していました。

動画では、プロジェクトを推進する社員の力強い言葉や表情、思いをインタビュー形式で撮影。こうした「社内向け動画コンテンツ」を活用することで、プロジェクトメンバーのモチベーション向上だけでなく、他部門の社員にもプロジェクトの意義を伝え、社内全体の活気向上につながったといいます。

さらに、この成功をきっかけに、社外向けのコンテンツ制作にも展開。A社の魅力的な人材やプロジェクトを発信することで、企業ブランディングの強化にも貢献しています。現在も継続的に発信を続けており、社内外へのポジティブな影響を拡大中です。社内動画の活用を起点に、大規模な動画コンテンツ制作へとシームレスに移行できた好例と言えるでしょう。

事例2: 社内ナレッジを映像でアーカイブ化し、スムーズな浸透を促進

社内ナレッジを映像でアーカイブ化し、スムーズな浸透を促進

※画像はイメージです。

製薬業界のB社では、コロナ以降の業界の変化に対応するため、社員の働き方や考え方をアップデートし、浸透させることが課題となっていました。そこで、従来のテキスト資料や社内報では伝わりにくい複雑な内容を、より直感的に理解できるよう「ドラマ仕立て」の動画コンテンツを制作しました。

動画では役者を起用し、社員が実際に直面するシナリオをリアルに再現。セリフや場面設定はB社の担当者と何度も推敲を重ね、社内のスタッフに違和感なく受け入れられる構成に仕上げました。その結果、社員が自分ごととして捉えやすくなり、理解促進に大きく貢献しました。さらに、社内会議の冒頭に動画を再生し、全員の認識を新たにするといった活用方法も生まれ、効果的な情報共有が実現しています。

また、動画の前後には社長メッセージを組み込み、社員がエキストラとして出演することで、部署を超えたコミュニケーションの活性化にもつながりました。リモートワークが基本のB社にとって、いつでも視聴できる動画コンテンツは最適な手段であり、さらに制作過程でのやりとりがチームの一体感を生む副次的な効果も得られた成功事例です。

事例3: 研修用動画でエステ技術の標準化と品質向上を実現

研修用動画でエステ技術の標準化と品質向上を実現

※画像はイメージです。

美容業界のC社では、エステ技術の標準化とスタッフ教育のために、施術手順や美容液の取り扱いポイントをまとめた研修用動画を制作しました。

エステでは「癒し」「満足感」「効果」が求められるため、ブランドの高品質で洗練されたトーンを保ちながら、施術スタッフの手技の美しさや凛とした佇まい、動作の流れを丁寧に撮影。さらに、重要な確認ポイントはテロップを活用し、わかりやすく補足しました。

近年では誰でも手軽に動画撮影や編集が可能ですが、プロによる「美しさ」「視聴するにあたってのテンポの良さ 」「印象に残る演出」を意識した動画は、スタッフからも高く評価されました。研修・復習のためのコンテンツであると同時に、スタッフのモチベーション向上にも寄与し、ブランドの一貫した施術品質の維持に貢献する事例となりました。

 

社内向け動画コンテンツの活用で、企業の魅力を高める

これまで紹介してきた3つの事例からもわかるように、社内向け動画コンテンツは目的に応じて多様な形をとることができます。

近年、動画は社外向けの広告だけでなく、社内向けの情報共有やエンゲージメント向上の手段としても重要性を増しています。社員一人ひとりの理解を深め、共感を生み、組織全体の活気を高めるツールとして活用することで、企業文化の醸成にもつながるでしょう。

オフィス環境を整えるように、社内コミュニケーションの一環として「質の高い動画コンテンツ」を取り入れてみませんか?

社内向け動画の活用方法や制作に関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。最適なコンテンツ制作をお手伝いします。

文:謝花香織(アマナ/ ムービーディレクター) 

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