「ギャル式ブレスト®︎」で会議が変わる:固定観念を超えて“一次感情”を起点にする発想法とは?

「ギャル式ブレスト®︎」で会議が変わる:固定観念を超えて“一次感情”を起点にする発想法とは?

ギャルは“空気を読まない”。そのイメージを逆手にとり、忖度のない多様な意見を引き出す発想法に仕立てたのが、合同会社CGOドットコムの「ギャル式ブレスト®︎」だ。会議では役職を外し、あだ名で呼び合い、一次感情をそのまま言葉にする。「アガる」「かわいい」「ダサい」——そうした率直な声が出るからこそ、新しい発想が生まれ、日産自動車や日本貨物鉄道、パーソルホールディングスなど、大手企業からの依頼にもつながっている。

今回は、「ギャル式ブレスト®︎」がどのように生まれ、どんな場を設計し、なぜ注目されているのか。そして実際の活用事例や、読者が会議に取り入れられるヒントまで、CGOドットコム・総長のバブリーさんへ取材しました。

 

「ギャル式ブレスト®︎」とは?:一次感情を引き出す会議手法

――はじめに、「ギャル式ブレスト®︎」とはどんなサービスか教えてください

バブリー:「ギャル式ブレスト®︎」は、企業や自治体などの顧客と、ギャルたちが同じ場でブレインストーミングを行うサービスです。ブレストのテーマは、商品開発やサービス改善、ブランド再構築などさまざまです。

私たちCGOドットコムは、事前のヒアリングを行った上でギャルをアサインし、顧客との対話の場をつくります。ファシリテーションやレポーティングも含めて、ブレストが一時的な体験で終わらないように設計しています。


――「ギャル」と聞くと派手な見た目を連想しがちですが、他にどんな共通項がありますか?

バブリー:たしかに見た目が派手な子は多いですが、本質的な共通項は「ギャルマインド」があることです。「ギャルマインド」の特徴は以下の3つです。

1.自分軸
2.直感性
3.ポジティブ思考

ギャルは一次感情をそのまま言葉にするので、ブレストでは「それ、アガる!」「いいじゃん~!」「それってどういう意味?」といった本音が飛び交います。

――一般的な会社の会議ではまず出てこない言葉ですね(笑)

バブリー:そうですね(笑)。ギャルはいい意味で“空気を読まない”存在となって、参加者全員が自分の意見を率直に伝えられる雰囲気をつくっていきます。例えば、マーケティングのためのユーザー調査だと、どこかで「いいことを言わなきゃ」ってなりますよね。「ギャル式ブレスト®︎」はそうした忖度を排し、瞬間的に湧いた感情や違和感を逃さずに拾うことを大事にしています。ひとつの方向に意見が流れるのではなく、5人いれば5通りの視点が並列に出てくるのです。

バブリー/CGOドットコム総長

バブリー/CGOドットコム総長。人生で3回学校を中退。高校中退後は大阪へ家出しギャルマインドに感銘をうける。「ギャルマインドで世の中のバイブスをアゲる↑」ことを目指し、合同会社CGOドットコムを設立。企業や団体にギャルを送り込む『ギャル式ブレスト®︎』を展開する。2023年「Forbes Japan 世界を救う希望100人」に選出。2025年「IVS LAUNCHPAD2025」にてインベスターZ賞を受賞。バブリーという名前は、本名の竹野理香子の「竹(バンブー)」と「理香子」に由来。

本音を引き出す「3つのルール」

――「ギャル式ブレスト®︎」の基本ルールはありますか?

バブリー:大前提として、全員がフラットに話せる場をつくることを大事にしています。そのために、いくつかのルールを最初に共有してからブレストを始めます。

たとえば、役職や肩書は持ち込まないのが最も重要なルールのひとつです。役職があるだけで、部下の方は「これは言ってもいいのかな」と遠慮してしまいます。そうした構造は一度リセットします。

――確かに、会議の中で役職の差があると、本音で話すのが難しくなりますよね。

バブリー:そうなんです。そこで、参加者全員が“あだ名”で呼び合うというルールも取り入れています。敬語も禁止にしているので、立場や年齢の差を忘れて話せるようになるんです。

また、5分以上の沈黙も禁止です。会話のテンポが途切れないようにして、リアルな反応とその場の高揚感を大事にしているのが「ギャル式ブレスト®︎」の真骨頂です。

「ギャル式ブレスト®︎」のセッション風景

「ギャル式ブレスト®︎」のセッション風景

偏見を超えて──大手企業が導入した理由

――斬新なサービスだからこそ、立ち上げ後は苦労もありましたか?

バブリー:そうですね。当初は偏見や誤解がすごく多かったです。「ギャルが会議に出て何ができるの?」「頭の悪い子たちでしょう?」みたいなことを平気で言われました。

大きな転機になったのが、三菱鉛筆さんでの導入でした。ちょうどその時期は社長が代替わりしたタイミングで、「組織に変化を起こしたい」「このままでは変われない」という空気があったと伺っています。筆記具市場が縮小する中で、そもそも“描く”という行為を見直したいとか、若い世代と新しい接点を持ちたいとか、そういう課題意識がすごくはっきりしていました。

そうした中で、「常識の外から物事を見られる存在」として、私たちに期待していただいたんです。たとえば、「自社の中だけで会議していても、結局わかりあえる人しかいない」といった声があり、それなら逆に“まったくわかりあえなさそうな相手”と話してみた方が、本当に必要なことが見えるかもしれないと。

実際のブレストには数原滋彦社長ご本人も参加してくださって、あだ名で“しげP”と呼ばれていました(笑)。そのことで場の空気が一気にやわらぎ、「こういうことが組織に必要だったんだ」と実感されたそうです。

ブレスト後には、「自分たちの当たり前を崩せた」「社内では絶対出ないような感覚の言葉が聞けた」など、すごくポジティブな評価をいただきました。今まで見えていなかったヒントや視点に気づくきっかけになって、「ギャル式ブレスト®︎」を評価していただけたと思っています。そこから一気に「うちでもやってみたい」と言ってくださる企業が増えていきましたね。

ギャルと企業が直感的で忖度のないコミュニケーションを軸に、意見を出し合っている

ギャルと企業が直感的で忖度のないコミュニケーションを軸に、意見を出し合っている

優等生からギャルへ。転機となった出会い

――「ギャル式ブレスト®︎」には、バブリーさんご自身の経験や価値観が反映されているように感じます。これまでのご自身の歩みについて、教えていただけますか?

バブリー:私は中学生までは生徒会長をするような、いわゆる「優等生」でした。両親は公務員で、家庭環境にも恵まれていましたが、特にやりたいこともなく、なんとなく毎日を過ごしていました。

高校に入学した初日に、担任の先生から「あなたは東大に行きなさい」と言われたんです。『ドラゴン桜』みたいですよね(笑)。その時初めて自分の人生について真剣に考えるようになりました。「私って、なんのために生きてるんだろう?」と悩みが深まり、だんだん学校に行かなくなり、最後は山梨の実家を出ました。そして大阪の知人にお世話になったのですが、そこで出会ったのがギャルでした。

――その出会いが、大きな転機だったのですね。

バブリー:はい。ギャルって見た目が注目されがちですけど、私が本当に惹かれたのは、彼女たちの生き方やマインドでした。自分の「好き」や「こうしたい」を軸に力強く生きていて。私はそれまで、親や先生が望むこと、他人からどう見られるかを基準に生きていたんです。でもギャルたちは誰にも媚びない。私はその姿に憧れて、「自分もそう生きてみたい」と思い、高校を中退してギャルとしての道を選びました。ギャルは頭の回転が速く、コミュニケーション能力も高い。その強みを社会で生かせる形にしたのが「ギャル式ブレスト®︎」です。

――ギャルへの道を選んだことはご家族にとっては想定外だったかと思いますが、理解はしてもらえたのですか?

バブリー:最初はめちゃくちゃ怒られました(笑)。両親としても戸惑いはあったと思いますが、ずっと私の味方でいてくれて、私の選んだ道を受け入れてくれたんです。著名人の「中退者一覧」を持ってきて「今は成功している人の中にも、学校を中退している人は多いんだよ」と言ってくれて、尾崎豊のCDをくれたりして(笑)。そんな両親だったから救われましたし、今の自分があると思います。

バブリー/CGOドットコム総長

Case1:老舗酒蔵・南部美人×渋谷のギャル──Z世代に届く新しい日本酒

――「ギャル式ブレスト®︎」に関して、特に印象的だったプロジェクトがあれば、教えてください。

バブリー:印象深いのは、岩手の酒蔵・南部美人さんとのプロジェクトです。Z世代向けの新しい日本酒ブランドを一緒に立ち上げる取り組みでした。

顧客には「伝統の技術を若い世代にどう届けるか」という課題感がありました。「日本酒はおじさんの飲み物」という固定観念をどう崩すか。これは、単にラベルをかわいくすればいい、という話ではないと思っていました。

最初に取り組んだのは、ギャルへのマーケティングリサーチです。渋谷やSNS上で「日本酒ってどんなイメージ?」「飲む場面ある?」といった問いを投げかけたり、ギャルたち自身が売り場の棚を見て感じた違和感を記録したりしました。

ここで見えてきたのは、「読めない名前は人にすすめづらい」「見た目が地味だとテンションが上がらない」など、従来のリサーチでは拾いにくい“生活感ある本音”です。

――数字に出ない感覚ですね。

バブリー:そうなんです。これらの感覚があるからこそ、日本酒に対して「ちょっと遠い」「なんとなく選ばない」といった選択回避が起きていた。私たちはその声を起点に、ギャルたち自身が「『これなら飲みたい』と思える日本酒ってどんなもの?」という問いをブレストで深めていきました。

酒蔵でのブレストは印象的でした。最初は緊張していたギャルたちも、稲刈りや仕込みを体験するうちに、南部美人の久慈社長や蔵人の方々と距離が縮まって、「この人たちがつくっているなら届けたい」と気持ちが変わっていったんです。その雰囲気の中で自然に出たのが、「乾杯ってウチらにとって何?」という問いです。そのやり取りの延長で生まれたのが、「ウチらの乾杯、YUICHU(結酒)でしょ?」 というフレーズでした。「結」は人と人との“結び”を表していて、仲間とつながる乾杯酒という意味合いです。この言葉が飛び出した瞬間、会場全体が大きな一体感に包まれました。岩手の酒蔵・南部美人さんとのプロジェクト:試飲中の様子

試飲中の様子

南部美人とCGOドットコムの共同開発による「YUICHU」

南部美人とCGOドットコムの共同開発による「YUICHU」

――ブレストから自然発生的に生まれたコンセプトであり、ネーミングだったのですね。

バブリー:本当にそうで、「考えた」よりも「湧いてきた」に近かったです。そこから「推せるラベル」「持ち歩きたいサイズ感」といった要素を詰めていきました。

また、販路開拓もギャルたちが行いました。渋谷を拠点にするギャルが、普段使っている飲食店などに直接アプローチして、実際に商品の採用につなげていったんです。渋谷のセブン-イレブンでも取り扱いが決まり、最初は数店舗だったものが、わずか数ヶ月で都内72店舗にまで拡大しました。ギャルのネットワークがそのまま営業チャネルになった形です。

――リサーチから商品開発、そして販路まで。完全に伴走型ですね。

バブリー:はい。私たちは「ギャル式ブレスト®︎」を、単なる議論の場ではなく“実装の起点”として捉えています。だから、売れるまで・届くまで関わり抜くのが前提なんです。

このプロジェクトはまさにそれが体現できた事例でしたし、「消費者としての自分の声が、商品という形になって世の中に出た」っていう成功体験は、ギャルたちにとってもすごく大きかったと思います。

ギャル式プログラムの流れ(南部美人様の事例).jpg

ギャル式プログラムの流れ

Case2:SBI証券 × CCCMKホールディングス 「ギャルと学ぶNISA」プロジェクト

――金融分野の「ギャルと学ぶNISA」プロジェクトは特にユニークですね。どういった背景から生まれた取り組みなのでしょうか?

バブリー:これはSBI証券さんと、「Vポイント」サービスを核としたデータベースマーケティング事業を展開するCCCMKホールディングスさんとの共創で始まったプロジェクトです。背景にあったのは、「Z世代にとって、金融や資産形成が依然として遠い存在となっている」という課題感でした。「NISA」と聞いても「名前からしてよく分からない」「お金持ちだけがやるものじゃないの?」という印象を持っている若者が少なくなかったんですね。でも、NISAのことを早くから知っておくことが、将来の選択肢を増やすことにつながる。それをギャルの視点で伝えられないか?というのが出発点でした。

――なるほど。制度説明ではなく、「そもそも興味を持ってもらうにはどうしたらいいか」から始まったのですね。

バブリー:その通りです。最初に取り組んだのは、証券会社の担当者とギャルが直接会って対話する場をつくることでした。いきなり具体的な施策や企画ではなく、「そもそも何が分からないのか」「どこでつまずくのか」といった、リアルなつぶやきを拾うところから始めました。「制度の説明が硬すぎて2行で飽きる」といった率直すぎる声もたくさん出ましたね(笑)。それを元に「もっと話し言葉で伝えよう」「1分で読めるコンテンツにしよう」といった方向性が固まっていきました。そして最終的には「ギャルがNISA学んでみた」の特設サイト制作を行いました。サイトの文章にも“ギャル語”を取り入れ、ツッコミも交えながら制度を「自分ごと」として受け取れるように工夫しました。金融の話って、どうしても“お堅い学び”になりがちですが、ギャルが間に入ることで、誰にとっても分かりやすい“翻訳”ができたと思っています。

ギャルNISATOP.jpg

CCCMKホールディングスよりご提供

 

「アイデアで終わらせない」──伴走するギャル式の真価

――日本酒ブランド開発やNISAの事例では、「ギャル式ブレスト®︎」は単なるアイデア出しにとどまらず、リサーチや販路開拓、実装までを伴走されていました。そこまで「やり切る」ことには、どのような理由があるのでしょうか?

バブリー:「『ギャル式ブレスト®︎』って、会議を盛り上げるための仕掛けなんですか?」と聞かれることがあるのですが、実は逆なんです。

私たちがやりたいのは、“面白い会議”ではなく、“動く現場”をつくることです。ギャルたちの本音から生まれたアイデアが、現実の世界でちゃんと機能するところまでを見届けたい。だからこそ、実行のフェーズまで責任を持って伴走する方針を取っています。

顧客も「インサイトは得られたけど、実行に移せない」という悩みを抱えていることが多くあります。私たちはそこに「共にやる」スタンスで入ることで、ギャルの直感がビジネスに変わっていくまでを設計しています。

――最後まで責任を持って伴走することが「ギャル式」の本質なのですね。

バブリー:はい。見た目やテンションのイメージから、“ノリの企画”だと誤解されることもありますが、実は地に足のついた取り組みなんです。現場に触れ、泥臭く考えて、最後まで届けきる。ギャルって“やると決めたら最後までやり切る”生き物なんですよ。

とくにZ世代の価値観って、“結果だけ”では動かないけど、“プロセスが見える”と巻き込まれるんです。実際に商品が店頭に並んだり、サイトが公開されたり、現場の人と会ったりする過程にギャルたちが立ち会うことで、自分の意見が形になる成功体験が生まれます。

たとえば、南部美人さんとの日本酒プロジェクトで言えば、「私がラベルにこだわった日本酒がセブン-イレブンに並んだ!」って、ギャルたちが家族や友達に誇らしげに報告していて、私自身も嬉しくなりました。

バブリー/CGOドットコム総長

広報・宣伝担当者に伝えたい“ギャル的ヒント”

――これまでお話をお伺いしていて、「ギャル式ブレスト®︎」は会議の空気や人の関わり方そのものを変える力があると感じました。「amana INSIGHTS」の読者が勤められている企業の会議でも、応用できるような“ギャル的実務ヒント”があればぜひ教えてください。

バブリー:めちゃくちゃあります(笑)。「ギャル式ブレスト®︎」には、誰でも実践できる仕掛けがたくさんあるんです。例えば実際のブレストでもルール化している「敬語禁止」「5分以上の沈黙禁止」「リアクションは多めに」はすぐに取り入れられると思います。

――いきなり敬語禁止は、なかなかハードルが高そうですね(苦笑)。

バブリー:でも実際、これが一番空気を変えるんですよ(笑)。敬語って上下関係や遠慮を生みやすくて、本音や感覚的なアイデアを出しづらくする要因になることも多いと思っています。だから私たちは、最初に「ため口でいこっか〜!」って明るく言うんです。すると場が一気にくだけて、参加者の目線が揃います。これは別に“フランクなノリ”を演出したいわけじゃなくて、思考を並列化するための工夫なんですよね。

――リアクションを増やす、というのも効果がありそうですね。

バブリー:はい。とにかく「いいね〜!」「それ、わかる!」って声がけが飛び交うだけで、話し手が安心できる。すると、不完全でもアイデアを口にしてみようって気持ちになるんです。ギャルって、普段から“盛り上げる文化”があるから、「否定せずに乗っかる」反応力が高いんですよ。これはビジネスの現場でも生きていて、たとえば役職や専門性に差があるチームでも、リアクションの応酬で場がどんどん活性化していく。特に若手や現場スタッフの“消費者視点”を引き出すにはすごく有効です。

――他にも、「これなら今すぐ取り入れられる」というポイントはありますか?

バブリー:例えば、「前例を疑ってみる」「自分の『好き』から連想してみる」というのは、どの現場でもかなり効きます。ブレストって、やっているうちにすぐ広告っぽい言葉とか“正しそうなこと”に引っ張られがちなんですけど、ギャルはすぐに「それウチら買わんくない?」とか言っちゃう(笑)。それって実は、すごく強いユーザーインサイトです。ギャルって、単に明るくてフレンドリーという存在ではなく、構造をフラットにして、直感や感覚を引き出す装置なんです。

――「amana INSIGHTS」の読者には、企業の広報や宣伝担当者が多くいらっしゃいます。そうした読者に向けて、最後に伝えたいことはありますか?

バブリー:そうですね。やっぱり一番大事なのは「一次感情を抑え込まないこと」だと思います。
企業の会議では、「メリット・デメリットを整理しなきゃ」とか、「前例に合わせないといけない」とか、頭で考えることが優先されがちですよね。でも消費者って、もっと直感で動いています。「かわいいから欲しい」「長いから読まない」──本当はその一次感情が行動を決めています。

だから広報や宣伝の現場でも、自分自身が感じた一次感情を大切に表現してほしいです。たとえば、会議で「これ長くない?」って素直に言ってみるとか、メールの最後に「アガる!」って一言つけてみるとか(笑)。もちろん、これまでの関係性があると抵抗感があるとは思いますが、小さなことからでいいので始めてみてほしいですね。

――企画や戦略の前に、「自分の感覚をそのまま出す」ことが出発点になるということですね。

バブリー:はい。一次感情をちゃんと声に出していくと、不思議と周りの人も「そうだよね」と共感してくれるんです。だから、ぜひ自分の中の小さな違和感や「これ好き!」という気持ちを大事にしてほしい。それが結果的に、広報や広告をもっと強く、もっと本質的なものにしていくと思っています。

バブリー/CGOドットコム総長

撮影協力:SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)
取材・文:小林拓美

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