NewsCredは“チーム”としてどのように成長してきたか: 学習、勝利、還元のサイクル

私がNewsCredに入社したのは1年以上前になりますが、そんなに時間が経っているなんて信じられません。楽しいと時間が経つのは早いもので、この1年の間にマーケティング分野で数々の先駆的な仕事をすることができました。昨年は私にとって最も感動的で、やりがいにあふれた一年でした。私は、自分たちが目標を達成したことを本当に誇りに思います。

昨年を振り返ると、共通の価値観に根ざしたNewsCredのユニークな文化に感謝せずにはいられません。とくに、どんな困難なときでさえも背中を押してくれる「チームワーク」には心から感謝しています。「技能よりもチームワークを重視する」という当社の価値は、私たちがNewsCredでどのように働いているかを表すものでもあります。私たちは、チームとして勝ったり、負けたりします。個人で成功するよりも共有された成果を達成した方が、より満ち足りた気持ちになるのです。

今年のThinkContent New Yorkでは、NewsCredのCEOであるShafqat Islamが基調講演を行いました。彼は、マーケティング担当者はシンプルでパワフルな「チーム・オブ・チームズ」のコンセプトを採用して、他人と協働する方法の改善に重点を置くべきだと話しました。これは、階層的かつ機能的なサイロで働くよりも、小規模かつ機動的な動きで最善の意思決定と自律的な行動へ促し、職能上の枠を超えて組織した方がチームとして効果的だというものです。

 

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チームワークの話題がコンテンツマーケティングサミットの中心になったので、驚いた人もいたことでしょう。しかしこの基調講演は、全く異質なチームとマーケティングプログラムを調整するという、日々の課題に全面的に関連していたため、人々の心を大きく打ちました。

ここではNewsCredで「チーム・オブ・チームズ」フレームワークをどのように実装してきたか、また、お客様向けの貴重な製品とソリューションを構築するためにどのような革新をもたらしたか、例を挙げて紹介したいと思います。チーム・オブ・チームズとして働く方法を定義する3つの重要な要素は、チームとして学習する方法、勝利する方法、そして還元する方法です。

チームとして学習する方法

私たちは共通のエトス(気風)を皮切りにしています。それはつまり、自分ひとりだけではすべての答えを出すことはできないと理解し、偏見のない心と謙虚な心を持つことです。私たちは、新しい分野の先駆者として未解決の課題に取り組み、創造的なソリューションを模索しています。どのお客様であってもビジネス上の問題はそれぞれ異なるため、普遍的な解決策など、ほぼありません。学習の初期段階は従来の知識を捨て去ることです。そして、この学習内容が私たちのチームワークの指針となります。

実際はこのような感じでした。昨年の初め、NewsCredの職能上の枠を超えたチームが、コンテンツマーケティングプレイブックを開発するために、データとベストプラクティスを分析しました。このNewsCred方法論を使えば、マーケティング担当者は、確実に成功できる体系的な方法でコンテンツマーケティングを戦略化、実行、分析、最適化することができます。この方法論は、これまでのすべてのチームの努力と学習の集大成であり、NewsCredのすべての従業員の貢献を反映したものでした。

その後、私たちはその方法論を顧客に公開しました。顧客がコンテンツマーケティングのROIを証明し、改善するためにこの方法論を導入し始めたときは、非常に勇気づけられましたし、興奮さえしました。

しかし、私たちはすぐに次の課題に直面しました。組織が複雑なせいで、すべての顧客プログラムでこの方法論を完璧に実施することができなかったのです。私たちは、知識と行動の間に組織的なギャップが存在するこの現象を「実行の隔たり」と呼びました。そして、自分たちの従来の知識や期待を再び捨て去り、こうした状況に適応すべきときが来たのです。私たちは闘志を燃やしました。コンテンツマーケティングを最適に運用する方法について、お客様と緊密に連携する必要があったのです。

チームとして勝つ方法

「実行の隔たり」によって、私たちは「対象(コンテンツ)」や「理由(マーケティングのパフォーマンス)」から「方法(チームワーク)」へと焦点を広げることにしました。成功したマーケティングプログラムの出発点は、マーケティングチーム内や他のチームとの効果的なチームワークだということを学習したからです。当社のチームワークは、ただ社内的にどう連携するかというだけでなく、顧客に向けたNewsCredソリューションの基盤でもあったのです。

私たちは、Customer Successチームの構造を、それぞれの顧客の成功に責任を持つ、自立的・自律的で職能上の枠を超えたチーム・オブ・チームズの「グループ」へと洗練させました。それぞれのグループはサイロに取り組むことなく、顧客のために働いています。そして、各顧客に固有のベストプラクティスをもたらすために、NewsCred方法論を調整しています。顧客第一、継続的な学習、および機敏な適応は、当社のチーム・オブ・チームズが実行するこのモデルの中核です。

さらに、それぞれのグループは製品チームと自分たちの学習内容を共有しています。その結果、NewsCred Content Marketing Platformは、どんなに複雑でグローバルな組織であっても、マーケティング担当者が「チーム・オブ・チームズ」モデルで、より効率的かつ効果的なプログラムを実行できるよう、手助けするツールとインサイトを提供しています。

私たちは、当社の顧客の課題を共有し、どの企業でも確実に機能するソリューションを採用しています。当社の顧客が勝たなければ、自分たちが勝ったとは呼べません。

チームとして還元する方法

NewsCred内のグループは、みんなチーム・オブ・チームズです。そして当社の顧客は、そのチームの拡張版です。さらに当社の大規模なネットワークには、マーケティングコミュニティ全体が含まれています。

最終的な目的は、私たちの学習と勝利をこの広範なコミュニティに還元することです。私たちは、これまでに学んだ教訓をInsightsThinkContent Universityなどの教育サイトやThinkContentのようなイベントで共有するたびに、大規模なマーケティングコミュニティの一員としての役割を果たしたいと強く感じます。

常に還元していきたいのは、マーケティングの分野だけに留まりません。私たちは最近、業界専門家と一緒にGDPR(EU一般データ保護規則)に関するパネルディスカッションを主催し、Blue Apronの友人たちと一緒に年次の国際女性デーイベントを共催しました。社内的には、社員全員が専門家として改善および成長できるように、率直かつ思いやりを持ってお互いのパフォーマンスのフィードバックを与え合うことを奨励しています。

それと同時に、私たちは「自分たちがなぜ存在しているのか」を常に言い聞かせています。NewsCredの全体的な使命は、マーケティングを再発明することです。私たちは、好感度、親和感、信頼性、そして忠誠心を構築する意義深いコンテンツの案内役になることを目指しています。それが私たちの夢であり、その夢によって私たち全員はモチベーションや活力、やりがいを保つことができるのです。私たちは、チームとして一緒に学習、勝利、還元するという活発なサイクルを通じて、夢を生き続けていきます。

 

Charles HoughはNewsCredのPresident兼COOです。

 

元記事「How NewsCred Thrives as a Team: Learning, Winning, and Giving」は2018年6月21日にInsights.newscred.comに掲載されました。

 

この記事はNewsCred BlogのCharles Houghが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせはlegal@newscred.comまでお願いいたします。

 

また、日本におけるNewsCredパブリッシャーネットワークに関してはNewsCred by amanaまでお問い合わせください。

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