前回は3DCGを使った商品パッケージ画像制作の方法を紹介しましたが、今回は「応用編:撮影とCGの組み合わせ」をご紹介します。
前回記事:3DCGで統一感と信頼感を生む!商品パッケージ画像の見せ方
商品パッケージ画像を制作する際、3DCGに加え、撮影やフォトレタッチ、2DCGなどの手法を組み合わせることで、あらゆる商品の特徴を的確に表現できます。この記事では、クライアントであるカゴメ株式会社様の実例をもとに、撮影とCGを活用したアプローチを解説します。
飲料品や食料品など、液体や食材が見える商品では、単純な撮影だけでは形状や素材によって中身が見えづらくなることがあります。例えば、色が沈んでしまう、具材の配置が不均一になるといった問題が発生します。これを解決するために、撮影とCGを組み合わせることで、商品本来の魅力を引き出す高品質な画像制作が可能になります。
まず、商品の中身を撮影し、その素材をCGで作成した形状に合成します。これにより、中身と外装のバランスが整い、シリーズ全体の統一感を保つことができます。
中身を調整すると、
調整後は、素材の表面質感や配置を最適化し、色合いを本来のイメージに合わせます。この手法により、商品が持つ特性をしっかりと伝えつつ、外装の形状も美しく、視覚的にも魅力的なパッケージ画像を作り出せます。外装のデザインが統一されているため、シリーズとして並べたときに視認性が高く、一貫性のある印象を与えます。
CGを活用することで、複数の商品を組み合わせたギフトセットの制作も可能です。シーズンごとの変更にも柔軟に対応でき、商品の詰め合わせ内容が一目でわかる構成に仕上げられます。
CGは改編性が高いため、バリエーション展開や商品パーツの一部差し替えもスムーズに行えます。
撮影とCGを組み合わせた商品パッケージ画像制作は、品質の向上だけでなく、納期やコスト面でも優れたメリットを提供します。経験豊富な私たちにお任せください。
文・3DCG画像: 岩佐祥子(アマナ)
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