vol.54
Oh My ガ!知られざる蛾の世界
いま、にわかに「蛾ブーム」が盛り上がっていることをご存知ですか? その姿かたちから“嫌われもの”というイメージの強い蛾ですが、最近インスタグラム上では「#moth」というハッシュタグで世界中の蛾の美しい姿がシェアされたり、日本でも蛾売りおじさんという作家が話題になるなど、これまでにはなかった熱い視線が集まっています。一方、技術開発の領域でも蛾の眼の構造を応用した「モスアイ」の研究が進んでいます。
今回は、日本蛾類学会会長・岸田泰則さんとモスアイ研究の第一人者である三菱ケミカル株式会社の魚津吉弘さんをお迎えし、生態と構造の両側面から蛾の魅力をプレゼンテーションしていただきました。遠いようで意外と身近な、美しく不思議な蛾の世界へご案内します。
タジリケイスケ(「H」編集長/以下、タジリ):今回のテーマは「蛾」ということで、皆さん普段なかなか接することがないと思うのですが、今日はそんな蛾の世界を垣間見ていただければと思います。司会進行は、今回の企画を立ち上げましたアマナデザインの「オモシロ未来研究所」のM.C.BOOとアマナのサイエンスコミュニケーター・高野丈が務めます。
M.C.BOO(オモシロ未来研究所):今回の主役のひとりである日本蛾類学会会長の岸田先生とは家の近くの焼きとり屋さんで仲良くなり、5年ほどのお付き合いになります。毎回昆虫や生物の話をするなかで、蛾が最近ブームになりつつあるおもしろい存在だということ、そして多様性に富んだおもしろい世界だということを知りました。蛾の魅力にすっかりやられ、弊社の高野に声をかけて始まったのが今回の企画になります。今日は岸田先生と三菱ケミカル株式会社の魚津さんのお話を聞いてさらに魅力的な蛾の世界に興味をもっていただけたらと思います。
高野 丈(サイエンスコミュニケーター/以下、高野):以前はアマナの「NATURE & SCIENCE」で生き物の本をつくる仕事をしていまして、何冊も図鑑づくりに関わってきました。今回のテーマのひとつ「バイオミメティクス(生物模倣)」について、研究者の魚津さんにお話いただきますが、生き物の生体を模して生活に役立てるということは結構たくさんあるんです。そのなかに、蛾の眼であるモスアイの構造を利用した「反射しないフィルム」を開発したという話があります。蛾と聞いただけでイヤな顔をする方もいますが、意外と生活に関係があるものだということに気づいてもらえたらなと思っています。
岸田泰則(日本蛾類学会会長/以下、岸田):私は昔から蛾が大好きで、蛾を追いかけてから何十年と経ちます。現在は蛾の学会、日本蛾類学会の会長を務め、1日のうちの80パーセントは蛾のことしか考えていません。あとの20パーセントはお酒を飲んで過ごしています(笑)。今日は皆さんに少しでも蛾のことを「おもしろい」とか「素敵だ」と思っていただけたら幸いです。
魚津吉弘(三菱ケミカル株式会社 R&Dフェロー/以下、魚津):三菱ケミカルの魚津です。Science & Innovation CenterでR&Dフェローとして光ファイバー、レンズ材料といった透明材料の研究をやっていまして、2004年から蛾の眼や反射器具の研究をしています。
M.C.BOO:まずは「あなたの知らない蛾の世界」ということで、岸田さんにお話いただければと思います。
岸田:「蛾」と聞くと、ほとんどの人が「イヤ」と感じると思います。日本人は、「ガギグゲゴ」と付く言葉が嫌いな傾向にあるんですね。もうちょっとかわいい名前なら好きになってもらえるんじゃないかと思っています。
蛾と聞いて「モスラ」を想像する人がいるでしょう。しかしわれわれ蛾を研究している人間からすると、モスラは蛾ではないのです。蛾の口というのはチョウと同じでストロー状になっていますが、モスラのように噛む口の蛾はまずいません。
そもそも、モスラのような30メートルもある大きな蛾はいません(笑)。というのも、鳥の羽根は前足が変化したものなので骨がありますが、蛾の翅は肌が変化したものですから、骨がないのです。30メートルもある大きさで飛ぼうと思ったら、翅が折れ曲がってしまって絶対に飛べないのです。
もうひとつ、モスラの翅には目玉模様がありますが、これは鳥からの防御の一種です。鳥は目玉模様を非常に嫌うので、よく畑や田んぼに模様のついた風船がぶら下がっているのも鳥対策の一環というわけです。というように、蛾とモスラの特徴は非常に矛盾しているんですね。でもまあ、キングギドラなんかと違って良い怪獣ですから、蛾のイメージを良くするためには悪くないのかなとも思いますが。
岸田:みなさん「ギャーッ!」と思うかもしれませんが、これは中国の広東省で夜に明かりをつけて撮ったもの。これだけ蛾が集まるということは、自然が豊かでなおかつ彼らが「危険な場所ではない」と知らせてくれています。
実は蛾というのは、役に立つ昆虫なのです。いろんな形がありますが、人間にとって一番役に立っているのは蚕です。蚕は、もともと中国で家畜化された昆虫で、その歴史は5000年とも言われ、文字の発明よりも古いとされています。繭は中にいるサナギを守るために殺菌性をもっているので、絹糸でつくった服というのは非常に清潔なのです。毛糸や毛皮を着ているヨーロッパの人たちにとって、この蚕から生まれたシルクが手に入ることはすごいことだったのだろうと思います。ですからシルクロードができて、大航海時代にシルクを求めて海へ出た歴史があるわけです。
江戸時代にヨーロッパでは蚕の病気が流行り、絶滅状態になりました。そのときヨーロッパの人たちは蚕に変わるものを探しに日本に来ています。そこで発見したのが、野生の蚕と言われるヤママユという蛾で、なんと彼らはそのヤママユの卵をヨーロッパまで持って帰ったんです。当時、蚕や卵を輸出するのは死罪に当たるものでしたが、ヨーロッパの人たちは何とか隠れて密輸したんでしょうね。それほど人間の役に立ち、求められたのが蚕です。
もうひとつ。これは、非常にきれいで世界一大きいといわれているヨナグニサンという蛾で、主に沖縄の与那国島などに生息しています。翅の先がヘビの頭に見えるので台湾では「蛇頭蛾」なんて言われていますが、昔はこのヨナグニサンの繭にチャックを付けた小銭入れや標本がお土産として売られていました。そんなふうに、蛾というのは結構身近で役に立っているわけです。
岸田:蛾の研究をしているとよく「チョウと蛾の違いは何ですか?」と聞かれますが、実は学問的には全然違わないんです。よく「チョウの触覚はこん棒状で、蛾は羽毛状」とか「チョウは翅を閉じてとまる、蛾は翅をペタンと広げてとまる」なんて違いを言う人がいますけど、同じ鱗翅目(りんしもく)というなかまです。僕は、チョウと蛾の違いを聞かれたときは、「チョウはきれいだけど、蛾は美しい」と答えております。それでは、ここからは蛾の美しさについて説明していきましょう。
右の写真はトラガのなかまのイボタガという蛾です。非常にきれいな色で、キジ猫のような模様をしています。東京だと高尾なんかでお目にかかれるかもしれません。
右の白い蛾は9月に刊行された私の著書『世界の美しい蛾』(グラフィック社)の表紙になっていて、タナバタユカタヤガといいます。七夕に着る浴衣のような模様からそう呼ばれるようになった、非常に美しいヤガのなかまです。ヤガというのは「夜の蛾」と書きますから普通はここまで色が派手できれいではありませんが、このタナバタユカタヤガは非常に美しい模様をしています。
左下の赤色が鮮やかな蛾は東南アジアにいる、アカスジヒトリといいます。台湾でも昔見た記憶があるので、日本だと沖縄でも採集できるかもしれません。この蛾のように体が赤色というのは、毒をもっているということです。鳥にとっては食べるとマズイ、ということでしょうね。
なかにはビックリしてしまうような蛾もいます。左の写真は、メイガのなかまのモンウスギヌカギバという蛾。「なんだこの模様!?」と思いませんか?なんと、翅にハエの模様がついているのです。どうしてこんな模様ができたのかは分かりませんし、もしかすると偶然の一致かもしれません。それから右の写真はクモのようですが、メイガのなかまのスパイダーモスです。ちゃんと脚が8本描かれているのです。
ここで、なぜ蛾はこんな色彩や模様をしているのかという素朴な疑問が湧きます。チョウと蛾の祖先は夜中に飛んでいた昆虫で、チョウが昼、蛾が夜の世界で生きるよう進化したと考えられています。暗闇の世界に色は必要ありません。そのため、フクロウのような夜行性の鳥は色覚が発達していませんし、洞窟のなかにすんでいる動物については色素がありません。夜の世界に色が必要ないのであれば、夜に進化していった蛾は、鳥から防御するためだけに変化すれば良かったわけです。
では、なぜ美しい模様をもっている蛾がいるのか。私は生殖のため、もしくは警戒色のようなものではないかと思っています。ただ、これはあくまで仮説で、実際のところは分からない。蛾については、こんな素朴な疑問ですら分かっていないんです。なので、今後さらに調べればまだまだおもしろいことが分かってくるかもしれません。
先ほども言いましたが、昼の世界に進出したチョウの天敵は鳥なので、鳥に対する防御策をたくさんもっています。一方、夜の世界に進出した蛾にとっての天敵はコウモリなので、どうコウモリに勝って生き残るかという戦略が見えてきます。
特に、夜活動するヤガ科のなかまは耳が非常に発達していて、左上のヒメアケビコノハは鼓膜器があります。コウモリは超音波でものを探しますから、コウモリが近づいてくると超音波を聞き分けた蛾は飛ぶのをやめる。そうやって身を守るのですね。それから、左下はさっき紹介したオオミズアオのなかまですが、こんなに長い尾をもっている。なぜこんなに長いかというと、まっ暗な中でバランスを取りながら飛ぶという機能に加え、最近の研究ではコウモリの出す超音波をこれで確認しているということが分かってきました。
蛾というのは真っ暗な中で生殖行動を行いますから、目ではなくお尻から出す性フェロモンでメスを見つけます。左はチャバネフユエダシャクのメスですが、翅がありません。飛んで行けないので、オスが寄ってきて交尾をするわけです。
フェロモンは風に乗って紐のように流れるそうで、飛んできた蛾がフェロモンを見つけると、その紐に沿ってメスに寄ってくるようです。最近おもしろいなと思うのがナゲナワグモなんですけれど、このクモは糸の先にベタベタする粘液をつけて蛾を捕まえて食べるんです。これを調べてみたら、いつも同じ種類のオスの蛾しか捕まえてないことが分かりました。どういうことかと考えてみたら、なんとクモはメスの蛾が出すフェロモンと同じものを出しているということが分かってきたのですよ。これからの研究でそういった謎がどんどん解き明かされるのではないかなと思います。
これは、ヒャクメトラフヒトリという非常にきれいな美しいヒトリガの一種です。学名は「Sebastia argus」と言い、「argus」というのは「百目の怪人」のことです。今年この蛾を探すためにラオスまで行ってきましたが、とうとう採れませんでした。なんとかこの蛾を採るまで、あと5年くらいはがんばりたいと思っています。
M.C.BOO:ありがとうございました。岸田さんはインディー・ジョーンズみたいにこれからもエネルギッシュにどんどん蛾を採集していただいて、僕たちの知らない世界を教えていただければと思います。続きまして、また違う角度から蛾の魅力について魚津さんにお話いただきます。
魚津:まず、バイオミメティクス(生物模倣)とはなんたるかというと、生物の構造とその機能から得た着想を人工的に再現して、工学や材料科学、医療などさまざまな分野への応用を目指すということをやっています。
われわれがよく知っているマジックテープは、俗に“ひっつきむし”と呼ばれるオナモミという植物の実から着想を得た、一番最初のバイオミメティクスの製品だと言われています。また、カタツムリの模倣として油滴を弾く外壁材というものも製品化されています。
家電量販店で見られるものとして紹介したいのが、生物模倣でつくられた扇風機の羽。ドウシシャのカモメファンという、カモメの羽根を模倣しているものがあります。もうひとつがシャープの扇風機。アサギマダラやアゲハといったチョウの翅を模倣して、消費電力を変えずに風量を60パーセントほどアップさせることに成功しました。
蛾とチョウの違いについては岸田先生から説明があったのでだいぶ省きますが、蛾とチョウの総称を「レピドプテラ」といいます。実際にチョウと呼ばれているのはその種族のなかでもこれくらい(下図参照)。
われわれが研究している、光の反射を防止するモスアイ構造は、蛾の眼から着想を得たということのほかに、チョウより蛾の勢力が大きいこともあり「モスアイ」と言うようになりました。
先ほどモスラの話でもありましたが、ストローが畳まれたような口や蛾の眼などがバイオミメティクスの模倣対象になっています。蛾の眼は数10ナノメートルくらいの無数の複眼で構成されていて、その一つひとつの表面にはさらに小さな微細構造が100ナノメートルから200ナノメートル間隔で連なっています。これが本日の主題である「モスアイ構造」と呼ばれるものです。ちなみにほとんどすべてのチョウにもモスアイ構造が付いていますが、アゲハチョウにはありません。一体どこでその区別が付くのかは分かっていません。
魚津:では次に、モスアイ構造の応用例をお話しします。大きく分けると「アンチリフレクション」と「アンチグレア」というものがあり、反射防止フィルムなどに使われています。「アンチグレア」は、入射した光をきれいに反射せずぼやかすという機能。「アンチリフレクション」は、表面で反射を防止する機能をもっており、反射率の低いディスプレイなどに応用されています。
「この両者の機能をもたせ、部材を低価格化させる」という目標のもと、われわれはモスアイフィルムの開発を進めています。
これがモスアイ構造です。上図の左上にあるような細かな突起が並んでいるのが特徴です。蛾の眼のピッチというのは約250ナノメートル以下ですが、それ以上に大きくなると光が散乱するようになるからです。われわれのモスアイフィルムの突起間距離は100ナノメートルです。0.5ミリメートルのシャーペンの芯を2000万本くらいの突起で支えるほどの細かさです。また繊維クズはモスアイ突起の1万倍の大きさで、スギ花粉は300倍、細菌は50倍。つまり、固形のゴミはモスアイ突起の谷間には入れないということです。ですから、モスアイフィルムというのは実はゴミにも強く、撥水性も高いという構造になっています。
次に、モスアイフィルムの表面をどのように作っていくかですが、光ナノインプリントという技術を使っています。まず100ナノピッチで220ナノメートルの金型をつくり、光で固まる樹脂を流し込んで固め、離型します。
1つのモスアイ突起の底面サイズが100ナノメートルなので、1平方ミクロンではそれが100個並び、1平方センチメートルでは100億個、1平方メートルになると100兆個必要になります。人間の細胞数は大体60兆個なので、人間1人の細胞数を超える数の突起を形づくらないと1辺1メートルの製品はできないので非常に難しいわけです。当初、私たちがこれをやると言ったとき「嘘だろ、常軌を逸している」と笑われました。ですが、いまは実現しています。
次に、下のスライドをご覧ください。これは、モスアイ構造が接着阻害をもっているか検証する実験です。左が壁面に普通のペットフィルムを貼ったもの、右がモスアイシートを貼ったものです。モスアイシートの方を見ると、アリはまったく壁を登ることができません。
モスアイシート上では、糸を出す虫を除くほとんどの節足動物は90度の角度でほぼ確実に落ちることが分かっています。通常、多くの昆虫の足先にはミクロン単位の構造が付いており、接触表面が大きくなることでファンデルワールス力という分子間引力が起こるため、表面に付着することが可能になります。しかし、その構造以上に微細なモスアイ構造が付くことで最表面での点接触となり、接触表面積が極端に減ることで力が発生せずに落ちてしまうと考えられているのです。
高野:岸田先生、魚津さん、ありがとうございました。私もいくつか身近な環境で見られるきれいな蛾の写真を用意してきました。
これはさきほども出てきた、オオミズアオという大きな蛾です。鮮やかな黄緑色をしていて、井の頭公園などの身近な公園にもいます。この前、中野の公園で夜にセミの羽化の観察会を子ども向けにやっていたらヒラヒラ飛んできまして、親御さんたちに名前を聞かれ蛾だと告げたら「蛾!?気持ち悪い!」と言われてしまいました。「いま、きれいって言ったのに……」と思いましたが(笑)。岸田先生にオオミズアオについて簡単に解説していただこうかな、と。
岸田:ヤママユガのなかまで、このなかまの類の学名はアルテミスとかルナとか、お月様の名前が付いています。お月様の青さを表しているような、そんな蛾ですね。
高野:ありがとうございます。では次に、ウンモンスズメ。今年の春に井の頭公園で見かけたんですが、これは結構形もおもしろい。
岸田:これも大変きれいです。もともとは緑色ですが、標本にすると黄色く変色しちゃうんです。生体写真を撮ると本当にきれいですね。
高野:モルフォチョウの構造色の場合は色素ではないから目に見えるコバルトブルーはずっと残りますが、ウンモンスズメは色素なので変化してしまうんですね。
次に、これは地味めのアケビコノハという蛾。成虫も木の葉のような模様の翅が巧妙な擬態ですが、幼虫がなかなかおもしろい姿をしています。まるでアニメに出てくるキャラクターのよう。これも身近な公園で食草のアケビを探すと見つかるかもしれません。
今日の会場の反応を見ていると意外に蛾の苦手な方がいない気がしますが、蛾が苦手だという人はいますか?
……いないですね(笑)。手が挙がることを期待してさっきの質問をしましたが蛾が嫌いな人がここにいたと仮定して、このビジュアルを見ても蛾が苦手だとまだ言いますか?
岸田先生の話の最初の方に出てきた蚕です。『風の谷のナウシカ』に出てくるテトという小動物がいましたけれど、あれに雰囲気が似ていますよね。この写真が少し前にツイッターでバズりまして。1万4000いいね!、2185リツイートにもなったそう。見ようによっては、蛾は可愛いかも、ということでたくさん反応があったようです。
M.C.BOO:世界中の人が蛾の美しさに気づいてきているわけですね。
高野:この蚕の写真を提供してくれたのは、今回のイベントのキービジュアルとしても使わせてもらった『蛾売りおじさんのめくるめく蛾の世界』(誠文堂新光社)を担当なさった書籍編集者です。刺繍家である「蛾売りおじさん」は大変人気のある作家さんでして、この本に出てくる蛾は全て刺繍で作られていて、刺繍で蛾の美しさを表現しています。
M.C.BOO:蛾売りおじさんと名乗ってはいますが、美しい女性2人組なんですよね。本日は私たちの知らなかった蛾の魅力が、おもしろくも科学的にも伝わってきたトークだったと思います。皆さん、ありがとうございました。
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アマナでは、“写真をゆっくり読む雑誌”をコンセプトとした季刊誌「IMA」を刊行。さらに、オンラインメディアとして、家族(Family)のあたらしい明日(Asu)をつくっていく「Fasu」、自然科学分野に特化した「NATURE & SCIENCE」を保有し、それぞれに専門性を持ったエディトリアルの制作チームが、編集制作に携わっています。
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